2011年08月04日
2011年08月03日
2011年07月30日
2011年07月26日
映画「世界は恐怖する」が示す5年後の福島における奇形児の増加
この前「レイバー映画祭」にて、噂には聞いていた亀井文夫監督の問題作「世界は恐怖する」を観ることができた。ゾッとする映画だった。

映画のポスターの写真、双頭の金魚の稚魚は放射線を浴びさせた実験により生まれたものだ。
1957年のドキュメントで、当時の日本は「第5福竜丸事件」のショックも冷めやらぬ、反核反米の雰囲気が社会に満ちていた時代である。核実験による日本の放射能汚染の実態を数々の実験によりビジュアルで見せてくれる。
映画冒頭は籠の小鳥に放射線を浴びさせ死んでいく過程を冷酷に捉える。大気中の放射能測定はもちろんのこと、イネに放射性物質を注入して、残存放射能の量を計測したり、ネズミやウサギを人工的に体内被曝させ、その影響を観察したりと、当時の大学でありとあらゆる放射能の影響の研究が行なわれていることが紹介されている。
終いにはショウジョウバエに放射線を浴びさせ、奇形のハエを作り出し、それを掛け合わせて遺伝の影響をみたりするのだが、その次にやってきたのが、広島原爆病院で保存されている、被曝者により出産された奇形児のホルマリン漬けの数々。無脳症、双頭の子ども……1つ目で生まれた子は、わざわざホルマリン漬けの瓶から出して、はっきりわかるように撮影されているのだ。自分は直視できなかった。どうしてもできなかった。
広島では小頭証の子どもも沢山症例があったようで、実例も実名にて紹介されていた。被爆してから5〜6年経っての出産の実態だったのである。
場面は変わって、皇居前広場の芝生の映像に切り替わる。当時は男女の情交が毎夜行われており、夜の観光地としても有名な(?)ところだったらしい。映画では、そこの芝生の土壌の放射能を測定し、ストロンチウムが出ていると警告を与えている。
監督はこの作品を称して「50年後に価値が出てくる」としたが、まさに50年後に福島の原発の大事故があり、5年後の恐怖が刻々と近づいているのだ。
このYouTubeには奇形児の映像は出てこないので安心して(?)観て下さい。
映画のポスターの写真、双頭の金魚の稚魚は放射線を浴びさせた実験により生まれたものだ。
1957年のドキュメントで、当時の日本は「第5福竜丸事件」のショックも冷めやらぬ、反核反米の雰囲気が社会に満ちていた時代である。核実験による日本の放射能汚染の実態を数々の実験によりビジュアルで見せてくれる。
映画冒頭は籠の小鳥に放射線を浴びさせ死んでいく過程を冷酷に捉える。大気中の放射能測定はもちろんのこと、イネに放射性物質を注入して、残存放射能の量を計測したり、ネズミやウサギを人工的に体内被曝させ、その影響を観察したりと、当時の大学でありとあらゆる放射能の影響の研究が行なわれていることが紹介されている。
終いにはショウジョウバエに放射線を浴びさせ、奇形のハエを作り出し、それを掛け合わせて遺伝の影響をみたりするのだが、その次にやってきたのが、広島原爆病院で保存されている、被曝者により出産された奇形児のホルマリン漬けの数々。無脳症、双頭の子ども……1つ目で生まれた子は、わざわざホルマリン漬けの瓶から出して、はっきりわかるように撮影されているのだ。自分は直視できなかった。どうしてもできなかった。
広島では小頭証の子どもも沢山症例があったようで、実例も実名にて紹介されていた。被爆してから5〜6年経っての出産の実態だったのである。
場面は変わって、皇居前広場の芝生の映像に切り替わる。当時は男女の情交が毎夜行われており、夜の観光地としても有名な(?)ところだったらしい。映画では、そこの芝生の土壌の放射能を測定し、ストロンチウムが出ていると警告を与えている。
監督はこの作品を称して「50年後に価値が出てくる」としたが、まさに50年後に福島の原発の大事故があり、5年後の恐怖が刻々と近づいているのだ。
このYouTubeには奇形児の映像は出てこないので安心して(?)観て下さい。
2011年07月20日
北大のバカが夢想するウラニーランドと駅ビル原発
北大は旧帝大のひとつで、優秀な人材を輩出してきた歴史ある大学だ。
もう30年も前のことだが、アルバイトで相部屋となった原子工学科の北大生と原子力に関して口論となったことを思い出す。
東芝 電力・産業システム技術開発センター主幹(部長級)から、2007年 北海道大学大学院工学研究科エネルギー環境システム専攻教授で原子力安全委員会の委員である奈良林直。
最近NHKで行われた討論会で同じ東芝出身の技術者後藤政志氏とのやりとりはトンチンカンなものであった。
日本を1億3千万人が乗ったジェット機に例えて「今まさにエンジン(原発)がひとつづつ止まっている状態」だなどというとんでもない例えを用いていた。原子力安全委員会の委員がなぜ経済の心配をするのか?と後藤氏に厭きられていた。
その奈良林が報告している「日本原子力学会シニアネットワーク第11回シンポジウム」 のレポートが興味深いというか呆れるというか。

震災前の資料なんで、東南アジアにたくさんの原子炉がルネッサンスだとw

テーマパーク型の原発! ミッキーマウスを模した原子炉のキャラが怖い。

駅ビルに原発! 温排水で温水プールやったら、みな被曝だべや!!
北大では原発関連の技術を学ぼうとする学生が激減して原子工学科の名が統合され消滅。学生に人気がない。それぐらい原発は時代遅れの技術となっている。

また奈良林は文系理系を問わず、北大の学生相手に原発は安全と言うデマの啓蒙活動を積極的に行っている。原子力倫理という呼称が笑える。原発推進派に倫理とか道徳とか公開という原則があったのか?

もう30年も前のことだが、アルバイトで相部屋となった原子工学科の北大生と原子力に関して口論となったことを思い出す。
東芝 電力・産業システム技術開発センター主幹(部長級)から、2007年 北海道大学大学院工学研究科エネルギー環境システム専攻教授で原子力安全委員会の委員である奈良林直。
最近NHKで行われた討論会で同じ東芝出身の技術者後藤政志氏とのやりとりはトンチンカンなものであった。
日本を1億3千万人が乗ったジェット機に例えて「今まさにエンジン(原発)がひとつづつ止まっている状態」だなどというとんでもない例えを用いていた。原子力安全委員会の委員がなぜ経済の心配をするのか?と後藤氏に厭きられていた。
その奈良林が報告している「日本原子力学会シニアネットワーク第11回シンポジウム」 のレポートが興味深いというか呆れるというか。
震災前の資料なんで、東南アジアにたくさんの原子炉がルネッサンスだとw
テーマパーク型の原発! ミッキーマウスを模した原子炉のキャラが怖い。
駅ビルに原発! 温排水で温水プールやったら、みな被曝だべや!!
北大では原発関連の技術を学ぼうとする学生が激減して原子工学科の名が統合され消滅。学生に人気がない。それぐらい原発は時代遅れの技術となっている。
また奈良林は文系理系を問わず、北大の学生相手に原発は安全と言うデマの啓蒙活動を積極的に行っている。原子力倫理という呼称が笑える。原発推進派に倫理とか道徳とか公開という原則があったのか?
ラベル:原発





