2010年04月20日

映画「第9地区」



http://d-9.gaga.ne.jp/#

これはよくあるSF映画「宇宙人による地球侵略」ではなく、地球人による徹底した「異人種虐待」を描いた素晴らしい映画だ。
南アフリカ、ヨハネスブルグ上空に漂流した宇宙人たちは、スラム街に押し込まれ「エビ野郎」として最悪の生活環境で暮らしている。
ある日、国連側は民間軍事会社「MNU」に彼らを強制移住させる計画を依頼する。異星人のスラム小屋を戸別訪問し「強制移住の許可」をもらう仕事を任された主人公はマッチョではなく、ヘタレのダサイ男だった。
前半はモンティパイソンに通じる笑いもある、映画「クローバーフィールド」のようなセミ・ドキュメンタリー方式で、執拗なまでに「世界中で起きている民族対立と人種差別」を彷彿とさせる内容で、ハラワタが煮えかえるようなストーリーが続く。

そして、後半は、スカッとするアクションの連続で、目まぐるしく展開してゆく。

軽く「アバター」を超えた本年度いまのところ最高の映画だ!!
タグ:映画
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2010年01月05日

【映画】 バニシング ポイント


1974年5月15日の「水曜ロードショー」を、中1になったばかりの糞ガキは、興奮状態で画面に見入っていた。
映画「VANISHING POINT」は12歳の俺を虜にした。
主人公コワルスキーはコロラド州デンバーからカリフォルニア州サンフランシスコまで約2000qを15時間で走るという賭けをする。スーパーチャージャー付きのダッジ・チャレンジャーでぶっ飛ばす、というストーリー。
劇中、権力と戦って敗れた主人公の過去がフラッシュバックする。海賊放送のDJをやっている盲目の黒人スーパーソウルは警察無線を傍受していて偶然コワルスキーの存在を知り、奇妙な友情が芽生える。
警察は、ただのスピード違反でしかないコワルスキーを危険な存在として大規模な追跡を開始、何が何でも逮捕しようとする。
サラサラの髪のサーファーと、裸でバイクを乗り回すオネーサンに反応したことは事実だが、何よりもカッコイイ曲が目白押しのサントラ、素晴らしいアメリカの大自然、果てしなく真っ直ぐに伸びる道を轟音を轟かせ疾走する白のチャレンジャーのカッコよさ。
12歳の心を鷲掴みにした映画だった。そして衝撃のラストの虚しさ…。何度観ても泣けてくるぜ。


目を開けて
よく注意していたはずが
どこで迷ったのか この俺
人生の行く道に
神の助けを求めたが
果たして助けてくれたのかい?
答えを見つける前に 
俺たちは別れ…別れ
誰も知らない
誰にも見えない
人生の灯りがつくまでは
魂が自由を得るまでは
与えるのは誰だ?
もらうのは誰?
誰が答えを知っている?
誰が自由になるんだ?
何を訊きたいんだ?
その言葉はどこにある?
誰が証言してくれる?
俺が死んだときに。
(エンディングテーマ“Nobody knows”Kim Carnesより)
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2009年12月30日

【映画】 アバター



日本では「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督と紹介されているが、俺の中では「エイリアン2」のキャメロンなんだ。
そのキャメロンが12年ぶりの新作として出したこの映画。文句なく2度見たい映画だ。もちろん3Dでね!

上映前に3Dグラスが渡される。これはメガネの上からもかけられるようになっている。
最初は3Dに慣れる時間がいるが、すぐに慣れる。そこからが別世界。とにかく立体感というか、臨場感があって、架空の惑星パンドラに自分が立っているような錯覚におそわれる。
パンドラのジャングルの細かい設定が素晴らしく、生態系まで考えられているかのようだ。

ストーリーは、特に深いものはないが、資本主義の手先として海兵隊を送り込み先住民族を浄化する、というアメリカ合衆国の歴史が集約されているような物語だ。
これは、すべての小中学生に観せるべきだ。そのあとで徹底的に鬼畜米英の歴史を教え込むべきだろう。
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2009年12月01日

21世紀の『特攻大作戦』 イングロリアス・バスターズ


評価 ★★★★☆

久々の、タランティーノ映画。
初っ端から、ドキドキさせる展開でタランティーノ節全開だぁ。

ユダヤ人は片っ端からぶち殺す。
ナチス野郎は、野球のバットで殴り殺し、殺したら頭の皮を剥ぐ。隊長(ブラビ)がインディアンだからだw
そこには思想なんぞ不要。反戦? そんなもの関係ねぇ。
とにかくナチス野郎はひたすら殺すべし、という映画だ。

ナチス親衛隊の悪役、ランダ大佐の演技が素晴らしい。憎々しく残虐な性格に観る者は「死ね」と思うだろう。

「死ぬことでしか社会に貢献できないヤツ」を主人公が、どのように追い詰めるのか、そのカタルシスを味わう映画なんだが、残念ながらエンディングにもう一捻りが欲しいところ。

さて、この俺もバットで素振りの練習でもすっかw
タグ:映画
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2009年08月02日

映画「バーダー・マインホフ 理想の果てに」


連合赤軍が「戦争ごっこ」の果てに身内殺しで自滅していた頃、西ドイツ(ドイツではない、東西に分裂していたドイツだ)では、ドイツ赤軍(RAF)が本物の戦争を繰り広げていた。
その物凄さは予告編を観ていただければ、ドイツ語が理解できなくても一目でわかるだろう。

連合赤軍以上に興奮し、驚くべき結末にぶちのめされる、傑作。ぜひドイツ赤軍の歴史を調べないで観てほしい。
結末は、何も知らないマッサラな気持ちで観る方が衝撃度が大きいはずだ。



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2009年07月12日

【トランスフォーマー・リベンジ】 史上初のキャンタマ・ロボット映画


IMAXで観たのだが、前回に引き続き……
セリフでキャンタマ連発に、世界最大のキャンタマ
チワワはカワイイ顔で交尾の真っ最中!
まるで「8時だよ全員集合」のノリ。

ところが、下品なギャグに場内はシーンと静まっているのが違和感だぁ。


戦闘シーンは、米軍全面協力で最高の仕上がり。フセインが夢見た米空母撃沈シーンは感動ものだ

今回は、俺のヒーローのオプティマスが死ぬという衝撃のシーン(泣けるぞ)ありで、大笑いで下品で残酷で迫力ある映画となった。

アメリカ海軍バンザイ!
アメリカ海兵隊バンザイ!
アメリカ空軍バンザイ!
国のために犠牲になれというメッセージがネトウヨ諸君には見えるかもね。


まっ、思想のない映画なんだからブツクサ云わずに大笑いして観ろよ!!
タグ:映画
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2009年04月20日

映画『ミルク』 偏見と闘ったオトコ


ハーヴェイ・バーナード・ミルク(Harvey Bernard Milk, 1930年5月22日 - 1978年11月27日)はアメリカの政治家、ゲイの権利活動家。

1977年、カリフォルニア州サンフランシスコ市の市政執行委員に当選し、同国で初めて、自らゲイであることをカミングアウトして、選挙で選ばれた公職者となる。しかし、議員就任1年も経たない1978年11月27日、同僚議員のダン・ホワイトにより、ジョージ・マスコーニ市長とともに同市庁舎内で射殺されてしまう。

映画は偏見と闘った男の物語であり、掛け値なしに今年最高の1本だと思う。

http://milk-movie.jp/main.html

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2009年04月05日

WATCHMEN 監視者



映画「WATCHMEN」を荒唐無稽なアメコミ・ヒーロー映画と思いこみ、無視しないでほしい。
騙されたと思って、必ず観るように。
監督がバカだろうが、それだけ深い荒唐無稽の映画に観えてしまう。

映画の設定は原作の漫画に忠実に、この世に漫画のヒーローが実在していたらどうなるか……。

ケネディー暗殺やベトナム戦争に参加したアメコミ・ヒーローである「コメディアン」。彼は「アメリカの正義のためなら戦争も辞さない」ヒーローだ。自由と民主主義を守るために人殺しをするヒーロー!
そんな彼が、映画の冒頭で殺されてしまう。
誰が? 何のために?
時は1980年代、パラレルワールドの世界では、ニクソン大統領が、いまだ大統領をやっており、スーパーヒーローはキーン条例によって活動することが違法となっていた。
そんな時代、ソ連がアフガニスタンに侵攻、米ソ核戦争の危機が迫る。
スーパーヒーロー達(WATCHMEN)は核戦争危機を回避できるのか、彼らを殺そうとする者は?

とにかく面白い。
腕を斬られたり、ちょんまげのギャングが出たり、300万人を虐殺する映画初のデカチンヒーローが出たり、濃厚なセックスシーンもあったり……。
戦争とギャングと脱獄とSFとエロとバイオレンスがグチャグチャとなった世界。
ラストのオチも皮肉に満ちた辛口。

残念ながら中学生は鑑賞できないR15。
中学生の心をもつオトナたち必見の映画だ!


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2009年03月24日

映画「いのちの戦場」(原題 親しい敵) 


久々に観た、フランス製戦争映画。
http://www.1959.jp/

ベトナム戦争の影に隠れて、我々日本人にはなじみの薄いアルジェリア戦争。
フランスが経験した最大の植民地独立戦争であり、1954〜1962年までの長きにわたる戦争であった。
フランスはこれを戦争とみなさず、対外的には「北アフリカにおける秩序維持作戦」と称していた。
投入されたフランス人兵士は200万人、戦死者は2万7千人にも及んだ戦争であったにもかかわらずである。
フランス政府がアルジェリア戦争と認めたのは1999年。つい最近のことである。

映画は、1959年のアルジェリア戦争をフランス側から描いている。
しかし、フランス軍が悪でアルジェリア民族解放戦線(FLN)が善などという単純な構図では描いていない。
第2次大戦からずっとフランス軍兵士として戦うアルジェリア人、村民を服従させるために虐殺するFLN、敵スパイを拷問(キャンタマ電流責め)するフランス軍、どれもが戦争によって信じられない行動を起こす……。

戦闘シーンは、「プライベート・ライアン」を模倣せず、ブレナイ映像が逆に新鮮に映る。

ラストシーンの意外な展開も良い秀作だ。

おしいのは日本語タイトル「いのちの戦場」。映画を観る女性客を動員するためにコレはダメだなぁ。
残虐なシーンが多いから、途中で退席する女性多いかもよw
posted by 死ぬのはやつらだ at 20:34| Comment(6) | TrackBack(0) | 映画/洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月26日

映画『チェンジリング』 アメリカ版「ポチの告白」


イーストウッドがまたやってくれた。
またもや傑作映画の誕生だ。

1928年のLAで実際に起きた母子家庭の子供が誘拐された事件を映画化。

誘拐された子供は警察により発見されたが、その子供は実の子ではなかった。しかし、警察は世論を気にして過ちを認めなかったばかりか、刑事の独断で母親を精神病院に送りこんでしまう。

母親は精神病院から脱出できるのか?
腐敗しきった警察に天罰は下るのか?
子供の行方は?


上品な「ハンニバル」+「ポチの告白」=「チェンジリング」

是非観るべし。泣けるぞ。
絞首刑のシーンも迫力あり。
すべての死刑賛成論者は瞼に絆創膏貼って見るべしw
タグ:映画
posted by 死ぬのはやつらだ at 22:07| Comment(4) | TrackBack(2) | 映画/洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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