2008年12月09日

【真珠湾攻撃】 特殊潜航艇九軍神に戦果を盗られた淵田中佐



日米戦争開戦時の華々しい日本の勝利である真珠湾攻撃。

しかし、その作戦時に事実上の特攻作戦となった特殊潜航艇乗組員の犠牲があった。
2人乗りの特殊潜航艇5隻は撃沈され、その乗員9人は「九軍神」として靖国に祀られたと、靖国の自慢史観の牙城である「遊就館」では説明されている。

2人乗りの潜水艦5隻が撃沈されれば2×5=10人となるはずだが……なぜか9人。

1人足りないのは、日本軍捕虜第1号となってしまったからだ。


特殊潜航艇による戦果はアメリカ側からなんら発表されなかったが、国民の戦意高揚のために、この九軍神の国葬を大々的に行わなければならない。そこで何らかの戦果が必要となったのだが……。

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2008年07月22日

【静岡】 「B29墜落搭乗者慰霊碑」

静岡浅間神社
DSCF0794.JPG

その裏手の賤機(しずはた)山をひたすら登る。

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途中、豪族の墓といわれている賤機山古墳があるが、まだまだ登る…

さすがの肉体労働者である俺でも、この山はキツイ…でも登る。




【7/23】追記アリ


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2008年06月19日

1944年6月15日米軍がサイパンに侵攻 同6月19日マリアナ沖海戦

米軍は新型爆撃機B29の完成により、マリアナ諸島の攻略に着手。サイパンを落せば、東京をはじめとする日本の大都市のほとんどを爆撃できるからである。
迎え撃つ我が日本軍。制海権は鬼畜米軍の手中にあったために、サイパンへの海上輸送は困難を極め、そのほとんどは戦いの20日前に到着。第18連隊、第118連隊約1万名は輸送中、敵潜水艦の雷撃により戦地に辿り着く事なく戦死した。簡単な陣地しか構築できず、そのほとんどが軽火器に限られていた…。

一方、米軍によるマリアナ侵攻作戦を阻止する為、我が日本海軍はこれを新鋭空母「大鳳」を中心とする機動部隊で迎え撃つのだが……。
日本軍の悪しき伝統である防御軽視とアウトレンジ戦法による極度の疲労が重なり、この時点でベテランパイロットの殆どが戦死。虎の子の艦載機は初心者マークの若者が操ることとなった……。
しかも、米軍は今日のイージス艦の基礎となる航空管制装置とレーダーを駆使し、日本軍機の動きを早い段階で捉えていた……。





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2008年06月14日

1945年3月21日 人間ミサイル「櫻花」神雷部隊の壮絶なる最後  

日本海軍の人間ミサイル「櫻花」。

愛国心に燃える大田正一の提案により、1t爆弾を積んだロケットを人間が操縦することとなった。本来であれば「電子計算機」が無人操縦するのが理想だが、当時、小型のコンピューターは開発されてはおらず、苦渋の選択であった。もちろん脱出装置などは無い。改造された一式陸攻の下部に搭載、射程内(高度7千で投下して約60km)で投下、数秒のロケット噴射により敵艦に体当たりする……。日本海軍は「櫻花」を大量生産し、本土決戦兵器として運用しようとホンキで考えていた。



「櫻花」の初陣は1945年3月21日。野中大尉が率いる神雷部隊が出撃する事に決まった。神雷部隊司令岡村大佐、五航艦参謀長横井少将は、陸攻18機に対して掩護戦闘機55機では成功の望み無しとして、五航艦長官宇垣中将に計画延期を進言した。しかし無能の上司、宇垣中将は「今の状況で桜花を使えないなら、使う時が無い」として自分の面子と自己満足のため計画を強行した。

午前11時20分、神雷部隊は鹿屋基地を発進したが、途中22機の掩護戦闘機が故障で引き返した。多数の敵機の迎撃を受け甚大な被害が発生することは間違いなかったが、アホ宇垣中将は「必死必殺を誓っている若い連中を呼び戻すに忍びない」と攻撃続行を厳命した。

その結果がこの映像である。



グラマンF6Fからの射撃により、簡単に火を噴く1式陸攻…。
通常でも鈍足の陸攻は、「櫻花」を搭載することにより米軍の格好の餌食となったのである。

人間ミサイルが敵艦隊に向けて発射されることはなく、全員が壮絶なる最後を迎えた……。

18機の母機が全機撃墜されるのにかかった時間はわずか20分程度であったという……。
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2008年06月08日

【横須賀】 日本海軍 重巡「高雄」の記念碑

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横須賀には米海軍横須賀基地(旧日本海軍横須賀鎮守府)を見渡せるヴェルニー公園がある。

ヴェルニーとは幕末に横須賀に造兵廠建設を指導したフランス人である。

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2008年02月26日

1936年 2月26日 愛国心を持ったが故に若者が老人を殺害

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渋谷の国営放送の向かいにそれはある。

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そこは、彼らが銃殺刑にされた旧東京陸軍刑務所敷地跡である。

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家計を助けるために女郎屋に売られていった姉・妹の無念を晴らすために決起した気持ちは理解するし共感もあるが、勝手に軍隊を動かそうが、無抵抗の老人を殺そうが「国を愛する心さえあれば許される」と思った彼らは思い上がっていたといまは思う。


撮影したのは去年。渋谷の温泉施設が爆発した前日であった。
ラベル:二・二六事件
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2008年01月29日

【衝撃】教育勅語が作られたホントウの理由

鈴木邦男さんのHPのアドレスが変わりました。
http://kunyon.com/shucho/index.html

本間さんに教えられて気づいた。
正月から更新ないし、どうしたのかと……

最新記事では管賀江留郎の『戦前の少年犯罪』(築地書館・2100円)を紹介。

で、この本の帯のコピーが衝撃だ!

昭和2年 9歳の女の子が同級生殺害
昭和14年 14歳が幼女2人を殺してから死体レイプ
昭和17年 18歳が9人連続殺人
親殺し、祖父母殺しも続発!

現代より遥かに凶悪で不可解な心の闇を抱える、
恐るべき子どもたちの犯罪目録

なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?

発掘された膨大な実証データによって戦前の道徳崩壊の凄まじさがいま明らかにされる!学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論。でたらめな日本論を語っていた!

戦前の親殺しの最大の特徴は、親だけではなく兄弟姉妹もみんなまとめて殺害する一家皆殺し事件が多いことです。
 教育勅語には父母に孝行だけでなく兄弟仲良くしなさいとも書いてあるのに、こらまたなんとしたことでありましょうか。しかし、よくよく考えてみますと、こんなことをわざわざありがたいお言葉で教えるというのは、当時は親をないがしろにする者がいかに多くて、兄弟ゲンカがいかに絶えなかったかということなのです。(本文より)

こりゃスゲー! 本屋に急いで(どうせ売れていないだろうから)注文しよう!!
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2008年01月14日

【日本鬼子】田所耕造を育てた柳川兵団

南京で暴虐の限りを尽くした田所耕造。
http://anarchist.seesaa.net/article/78079481.html

その凶暴兵は、柳川平助兵団(第10軍)第114師団所属。南京作戦での「働きぶり」によって上等兵に昇進。

そして、血に飢えた「ならずもの部隊」は徐州(シュイチョウ)へ進撃したのだった……。



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2008年01月12日

【これはひどい】「命令」にもとづいて強姦・虐殺を遂行した南京での日本陸軍 田所耕造の証言

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陸軍第114師団重機関銃部隊所属 田所耕造。

彼の名前をググッてみても、日本語のページは出てこない。
出てくるのは中国語のサイトばかり。
それならオレがアップしてやろう。

『週刊アサヒ芸能』(71年)の取材に答えた当時、彼は53歳。
彼が語った残虐の限り。しかもこれが「命令」なんだから驚くしかない。





吐き気がするほど残酷な続きを読む
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2007年12月20日

1945年 海軍省 国策マンガ 『桃太郎 海の神兵』


『桃太郎 海の神兵』(ももたろう うみのしんぺい)は、日本の海軍省より国策アニメ映画製作の命を受け1944年に松竹動画研究部によって製作され、戦時下の1945年4月12日に公開された国産長編アニメ(白黒、74分)でフィルムは9巻。

監督、脚本、演出は瀬尾光世、影絵は政岡憲三、原画は桑田良太郎。音楽は古関裕而、作詞はサトウハチロー。(Wikipedia)

natunohi69さんによってYouTubeにアップされていることを知ったので早速貼り付けた。

海軍陸戦隊落下傘部隊を率いる桃太郎がアジアを不当に占拠しているイギリス軍に奇襲攻撃をかけ、見事に撃破する。

キャラクターがカワイイ動物たちだが、戦争描写はリアル。96陸攻の詳細なコクピット内部、そして白兵戦でイギリス兵を銃剣で殺すサルやウサギ。
最後は富士山のアップで締めくくっており、当時の少年達の気持ちを高揚させたに違いない内容。

そういえば北朝鮮も、子供向けテレビアニメでリスが戦争するのがあった。独裁国家の考えることは同じだ。

カワイクも恐ろしく、哀しいマンガである。
posted by 死ぬのはやつらだ at 23:02| Comment(3) | TrackBack(0) | 大日本帝国と戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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