2007年12月17日

鬼畜米中に騙されていた親米保守とネトウヨ、そして安倍に騙された拉致家族会

今日の日刊ゲンダイのコラム。元外務省アジア大洋州局北東アジア課長補佐 原田武夫氏によれば、欧米の投資銀行やファンドが次に狙っているのが東アジアなんだそうだ。

ところが、東アジアが金融市場として高騰するには、「中国台湾の緊張関係」の解決と北朝鮮が「まともな国」になる必要がある。

それがどうやら解決しそうな状況らしい。

第2回日朝首脳会談、ジェンキンズ氏の帰国、拉致問題をめぐる日朝実務者協議、さらには核問題をめぐる六者会合などに携わった彼の情報とは……。



日本のメディアは全く報じていないが、まず「中台関係」については、先日、北京で米中国交正常化28周年記念式典が開催された。その場に、1979年に国交正常化が実現した当時の米国大統領であるジミー・カーター氏が出席。すると、事もあろうにカーター元大統領は記者団に対し、重大な告白をしたのである。

米国が中国と国交正常化に踏み切ったのは、米国による台湾への武器輸出を中国が認めると約束したからだ

米中間に密約があったという告白は、あまりにも衝撃的だ。なぜなら中台紛争自身が実は米中の密約に基づく、巨大な「演劇」であったことが明らかになったからである。
日本のいわゆる「親米保守論者」もこれで決定的なダメージを受けた。なぜなら、「中国は軍事的脅威。だから日米同盟は必要」という彼らの議論は、実は米中こそが手を握り合っていたという現実の前に、もろくも崩れ去ったからである。


こりゃ傑作だ。中台関係というと、いつも中国が戦争を仕掛けるなんてのがお題目で、台湾海峡での中国海軍の演習は「キーキー」(cハムニダ薫)と騒ぐネトウヨのネタであったわけだが、これらが全て米中による茶番劇だったとはね……。

中共としては、ソ連との関係悪化にともなう軍事衝突を避けたかったので、米帝との関係を修復したいって思惑があったのだろうよ。そりゃ渡りに船で米帝は中共と手を結ぶわな。ソ連を牽制し、台湾には兵器をガッポリと売れる。
これは日米関係にもあてはまるわな。弱小自慢国家北朝鮮の脅威を煽って、MDミサイルやイージス艦やら高くて国体護持の役に立たない武器買わせるのだから。

日米同盟支持の主張を検索したら、こんな勇ましい発言が……
世界でもっとも日本を好きになってくれた「親日国家」は台湾を置いて他にないということを!戦前の日本の統治によって近代化がもたらされたという歴史的事実を公式に認めているのは台湾のみということを!
 この最たる親日国家との国交樹立を阻害している最たる要因は我が国の外務省にこそあるという現実を!
日米同盟を断固支持しよう!
 中国の侵略的とも言える行為に対して、我々は断固として、日米同盟の堅持を支持したい!これこそが中国の覇権主義を阻む最良にして最強の手段である!

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50099262.html
中国の覇権主義を間接的に支えているのが米帝ですよ。それも知らずに日米同盟って言われてもなぁ。
アメリカにとっての日米同盟って、アメリカのための引き出し限度なしATMでしょ。

さて、注目は「拉致問題」だ。
今年に入ってから米朝が密かに歩み寄ってきたことは既に明らかだ。だが、そんな米国にとって悩みとなっているのが日本である。「拉致問題」を盾にとって日本がテコでも動かなければ、同盟国である米国は表だって北朝鮮と「和解」するわけにはいかない。
そこで、どうやら米国は拉致問題のカギともいえる「横田めぐみさんの『遺骨』問題」に割り込んできたとの情報がある。2004年に北朝鮮が渡したこの「遺骨」を、日本政府は本人のものではないと全面否定。これで日朝は決裂したのだが、米国の情報機関があらためてその鑑定を買って出ているというのだ。
米国がどのような「鑑定結果」を出すのかは、もはや明らかだろう。「やはり北朝鮮は正しかった」と述べたほうが、米国は国交正常化後の北朝鮮の経済利権にありつくことができる。かくして北朝鮮は米国お墨付きの「まともな国」となる。


欧米が自分たちの利益のために東アジアの安定化を図る。それも知らずに自民党フクダ政府は、米軍への無償給油法「新テロ特措法」を通すために、国会を来年1月15日まで再延長。
国会延長にかかる費用は1日=3億円として66日だから198億円の無駄遣い。
それまでして、アメリカに貢いでいるのに「拉致解決」はウヤムヤの予感……。

家族会よ、これでもまだ「自由の国アメリカ」を信頼するのかい?

そうそう、蓮池さん(兄)は、一水会での講演で、爆弾発言をしていたね。
蓮池さんの話でいちばん驚いたことは、安倍晋三官房長官(当時)や中山恭子参与(当時)は、拉致被害者5人が北朝鮮に戻ることを止めていたのではなかったということだ。蓮池さんは「まったくのウソです」と断定した。家族などの説得が功を奏して蓮池薫さんたちが帰国しない意思を固めたところで、はじめて政府がコメントしたのだという。膠着情況にあるいまや「いかなる方法でも帰して欲しい」というのが家族の本音だろう。蓮池さんは「圧力」路線では成果があがっていないと嘆いていた。

http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/10/post_6e00.html
「ぼくちゃん辞めちゃうもん」の安倍のおかげで、拉致帰国者を北に帰さなかった、というのは神話だったんですね。

その安倍神話を信じて泥沼へ。

国際外交ってのは「敵の敵は味方」ってのが基本だからなぁ。単純にはいきましぇーん。
posted by 死ぬのはやつらだ at 21:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 悪の帝国アメリカ・日米安保という虚構 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
韓国大統領選挙
対日重視の大統領が、誕生しました。

北に、強硬な態度をとって、拉致問題、解決です。
やれ、やれ


経済制裁して、罪ない北朝鮮国民を、餓死させよう。


多くの、日本国民は、自業自得たと。



テレビで、放映される食料難の、北朝鮮国内の映像を、見せしめのために、見ています。自業自得です。


過去の精算は、どうでもいい。

以上
Posted by 無題 at 2007年12月19日 21:27
新しい、韓国大統領が親米保守とネトウヨの新しい心の拠り所だっていうわけね。

経済制裁で、罪ない拉致被害者も餓死か……これも自業自得ですか?

以上
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2007年12月19日 23:42
北の人民が植えて共食いまでしてるとゆー事態に、南は何でこーのほほんとしてられるのかね。
危機意識ゼロっつうか、平和ヴォケってゆうか。南は北と痛みを分かち合い私財を投げうって北の人民を救うくらいのことくらいしてみろよ!
一応同族なんだからさあ。まあ日本は異民族だから介入の余地はないわな。金銭も含めてあらゆる意味で。
ギャハハハハv(`∀´v)
Posted by ボウイ at 2008年01月24日 04:43
韓国は食糧援助はもちろんのこと、多大な開発援助もしている。

経済封鎖で、拉致被害者も餓死の可能性も否定できないわな。

Posted by 死ぬのはやつらだ at 2008年01月24日 20:58
米軍を貶めるパヨクに欠けている知識

米軍では、身内の犯罪者に対し日本の
司法の裁判を受けない代わりに、軍事
裁判で裁かれ、単純な性犯罪でも有罪
となれば禁固刑や不名誉除隊といった
厳罰を受ける事になる。

そして不名誉除隊は一般司法での重罪
と同等とされ、決して野放しにする訳
では無い。

そして軍事法廷で不名誉除隊ともなれ
ば、それは一般の裁判での重罪判決に
も等しく多くの社会的不利益を受ける
んだが?

https://x.com/jipangbito/status/1237357537776660484
https://x.com/jipangbito/status/1248376666004393986
Posted by ロン・セガン at 2024年10月24日 01:52
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