2007年12月02日

【東国原知事】気持ちはわかるが徴兵制は自衛隊にとって迷惑だ

「徴兵制あってしかるべき」 東国原知事が持論展開
2007年11月28日20時53分

 宮崎県の東国原英夫知事は28日、宮崎市の知事公舎であった若手建設業者らとの懇談会で「徴兵制があってしかるべきだ。若者は1年か2年くらい自衛隊などに入らなくてはいけないと思っている」と述べた。記者団に真意を問われた知事は発言を撤回せず、「若者が訓練や規則正しいルールにのっとった生活を送る時期があった方がいい」と持論を展開した。(浅卑新聞)


そのまんま東の発言がマスゴミでフレームアップされている。

まっ、派遣の現場にいる俺としては、あまりにも酷い童貞の若いやつら見ていると、
「こいつらまとめて、海兵隊のキャンプで訓練させたほうがイイ」
って毎日なんで、気持ちはわからないでもない。

俺自身も、陸上自衛隊に2度、体験入隊しているしな。

過去に、石破も「徴兵制は憲法に違反しない」と言っていたが、徴兵制には反対なんだな、これが。


石破 日本の国において、徴兵制は憲法違反だと言ってはばからない人がいますが、そんな議論は世界じゅうどこにもないのだろうと私は思っています。徴兵制をとるとらないは別として、徴兵制は憲法違反、なぜですかと聞くと、意に反した奴隷的苦役だからだと。国を守ることが意に反した奴隷的な苦役だというような国は、私は、国家の名に値をしないのだろうと思っています。少なくとも、日本以外のどの国に行っても、社会体制がどんなに違ったとしても、そのようなことは、あなた、本当に何を考えているんですか、そういう反応になるのだろうと思っています。徴兵制が憲法違反であるということには、私は、意に反した奴隷的な苦役だとは思いませんので、そのような議論にはどうしても賛成しかねるというふうに思っておりますが、御見解を承れれば幸いです(02年5月23日衆議院憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会議録より)

これを読む限り、これまでの石破のイメージは揺るがない。


しかし、石破自身は徴兵制に反対だと、その著作本で述べている。

清谷 近年、先進国の多くが徴兵制から志願制へ移行していますね。近代徴兵の祖であるフランスでさえ、2001年から志願制になりました。スイス、ドイツ、スウェーデンなどは、軍隊をプロ化すると国民が国防を自分の問題として考えなくなるという意識が強く働いているため、まだ徴兵制を選択していますが。
石破 まぁ、徴兵制のいいところもあるんだよね。金持ちだろうとなかろうと、学歴があろうとなかろうと、誰でも兵役に服するというのは、ある意味、非常に平等な社会でもある。そして、国民すべてが国防に直接携わり、否応なしに国を背負う責任が芽生える。だから、韓国もそうだけど、徴兵制のある国は、国を背負って戦うオリンピックなどで、やたら強かったりするんじゃないかな。
でも、徴兵制は今の軍隊にはそぐわない。今や軍隊はプロフェッショナルの世界になっていますから。海と空(の兵器)はハイテクの塊だし、陸もこれからそうなっていくでしょう。この先ますます相当高度な技術を持っている人間でないと軍隊を動かせなくなる。そこへきて、入れ代わり立ち代り素人に入ってこられちゃ、教えるだけで手いっぱいになってしまいます。
(中略)
時折、シニアな世代の中には「今の日本の若者は軟弱で困ったものだ。徴兵制を復活して若いもんの根性を叩き直してやる!」なんていう人がいますけど、それは勘弁してよって思うんだな。そんなことしたら、自衛隊の機能が止まってしまう。そもそも「軍隊」は精神教育のためにあるんじゃないし。(清谷信一との共著『軍事を知らずして平和を語るな』より)

フランスが最近まで徴兵制だったとは知らなかった。

俺は石破が嫌いだが、この考えには賛成である。
ただ、憲法9条を改正するのなら、「徴兵制」も一緒に盛り込んでほしい。
「派遣労働者」だけが、貧乏くじ引くわけにはいかないからな。
そのまんま東よ、自分が自衛隊の訓練を受けたこともないくせに、安易に「徴兵制」を語るなよ。
「若者が訓練や規則正しいルールにのっとった生活を送る時期」とは、学校で十分だ。
ダッセー制服着せられて、聞きたくもない授業を押し付けられるのだからな。

ところで、石破は同著の中で「愛国心」は押し付けられるものではないとしながら、興味深い発言もしている。
国旗を揚げるのもそうだけど、実は私、国会議員になってからというもの、2月11日の建国記念の日には必ず神社にお参りしているんです。紀元節のお祭りをする神社があってね、そこで、神社のお社の中に入り、戸を全部開け放って、雪やら風やらに耐えながら「紀元節の歌」を歌うの。最後は東方遥拝で、皇居のほうに向かって「天皇陛下万歳!」ってやる。それをずっと続けてきた人間ですよ、私。その私が「愛国心」を法で定める、ということにすごく違和感を感じるんです。

こりゃ街宣右翼やネトウヨとは違う、ホンモノの右翼だと思ったのだが、彼自身は熱心なクリスチャンなのだから恐れ入りやの鬼子母神。
母方の曽祖父金森通倫から4代目のクリスチャンであり、日本基督教団鳥取教会に所属している。18歳のときに日本基督教団鳥取教会で洗礼を受けた石破は、幼稚園も教会附属で、「46年間、キリスト教に触れつつ信仰をもちながら生きてきた」と話した。

http://www.kirishin.com/news/n2006_04_22e.html

まったく、曽野綾子ともどもキリスト教信者ってものはよくわからない。
なんでこんなに神社が好きなのか?

まっ、そんな俺も過去何度もいろんな神社に参拝しているがね……



http://www.ohmynews.co.jp/news/20071201/17963


posted by 死ぬのはやつらだ at 01:13| Comment(9) | TrackBack(0) | 防衛問題 自衛隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>そのまんま東よ、自分が自衛隊の訓練を受けたこともないくせに、安易に「徴兵制」を語るなよ。

映画『西部戦線異状なし』の冒頭のシーンで、教壇から「愛国精神」を生徒たちに向かってがなり立てていた教師の姿を思い出した。
Posted by ストライカーボルト at 2007年12月02日 14:24
>憲法9条を改正するのなら、「徴兵制」も一緒に盛り込んでほしい。



理由がわかんないのだが。
Posted by abcd at 2007年12月02日 14:25
abcd殿

言葉足りずでスマン。

自民党が9条改正する意図は、米軍の軍事行動の支援を自衛隊の主義務にすること。

となれば、隊員の数は足りなくなるのは当たり前、赤木智弘氏が「希望は戦争」となるわけで、貧乏人だけがババを引くのは不公平。

平等な社会は徴兵制ってこってす。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2007年12月02日 17:18
 石破が徴兵制に反対なのは、表向き意思をもっと深く掘り下げるに、徴兵制では倫理観とかが邪魔して、イラク戦争など侵略的側面のあるイクサでは役立たないからでしょう。だから、倫理観による軍隊崩壊を招かないため、アメリカは今後も徴兵制は採らないだろうとはチョムスキーもいっている。
 それと、東は深い考えもなく徴兵制を持ち出しているだけだろう。
 それより、この記事で閃いた。
 若い奴を鍛えるなら重度障害者施設に体験入所させることだ。山奥の施設に1週間2週間などというレベルでなく半年くらい入れる。日課はもちろん施設職員としての収容者(!)の介護だ。
 そして仕事以外は収容者に合わせ、禁酒、厳しい規則の時間厳守、また、正職員からは大人であっても子ども扱いされ、夜に昼に監視される。つまりは刑務所とあんまり変わりない扱いを受けるわけだ。もちろん外出も自由な面会もない。
 これでそこを出る時には、犯罪に加担しようという気も起きなくなるだろう。刑務所はもって厳しいのだから、「あんなところでさえ懲り懲りなのに」と。これほどいい人間教育はないぞ。おまけに、そのうちの何人かは、障害者施設は問題だ、施設解放のために闘おうという戦士が誕生するかも知れない。
 ただ、残念ながら、これは実現しないだろう。なぜなら、施設側がそんなこと認めるはずないからだ。障害者の歴史に、そうしたことで通信の自由、面会の自由を認めなくした施設はいくつもあるくらいだから。
 やはり徴兵制しかないか。
Posted by 本間康二 at 2007年12月02日 17:25
ドイツでは軍に入る代わりに、福祉の仕事に携わるってのが選択できる。

ところが、その兵役拒否による福祉への貢献度が高くて、逆に徴兵制を廃止することが出来なくなっているんだと。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2007年12月02日 18:06
「意に反して」「訓練や規則正しいルールにのっとった生活を送る時期」

日本の場合、

1.1〜12ヶ月  ケータイなし
2.同      ネットなし
3.同     ゲームなし
4.同     アニメなし
5.同     酒タバコなし
6.同     コンビニ利用禁止

等々、させるだけで徴兵制以上の効果があるんじゃないですかね?

何がいいたいかというと、若者に消費活動を強いてそれで経済をまわしてるのに、一方でそれを憂えるのはおかしいのと違うか?と思ったまでのこと。
Posted by 阿保屋 at 2007年12月03日 00:10
>若者に消費活動を強いてそれで経済をまわしてるのに、一方でそれを憂えるのはおかしいのと違うか?

そりゃそうだ。
携帯、コンビニ、テレビなし。

これだけで、日本の若者の75%は悶え死ぬだろう。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2007年12月03日 01:22
 くだんのコメント、性産業にどっぷりつかり、お笑い業界で甘味をすい続けてきた人間がのたもうたから、私しゃびっくりしたんだけどね……お前が言うか、みたいに。

 だけどね、若者を「何処かへ突っ込めば」「根性が直せる」と考える事自体が「退行」だということが、いい加減我々も気付かないとダメじゃないかね。

 かつて、我々も「そう言われて」きたんと違うかな。

「ドント・トラスト・オーバー30」。

 政治家・財界・あらゆる「大人の業界」がインチキなのに、どうやって今の「情報過多のガキ」が「まとも」になるのかね。

 ガキに「携帯禁止」を叫ぶ前に、「権力者=大人に厳罰できない社会」でどうすんねん。

 9条がよかろうと悪かろうと、「大人が憲法」も守らないで「解釈改憲」「徴兵制云々」……等。

 ガキを直すのは無理だね、と私は思う。
Posted by 大木銀太郎 at 2007年12月03日 08:18
憲法改正、再軍備、全国民徴兵制、
やりたければ、やってごらんなさい。

全国民の20歳以上の男子を全員徴兵して訓練してみなさい。
手早い確実なとどめのさし方など人の殺し方や、
銃器刀剣の扱いに慣れた男子が、
庶民レベルで、ちまたにあふれますぞ。

また、本格的に大規模に再軍備してごらんなさい。
軍隊の武器は次々に時代遅れになるものです。
古い武器を持った軍隊など存在価値は無いのですから、
旧式となった銃器や刀剣がどんどん払い下げられ、
これも庶民レベルまで、普通にちまたに流通する事態になりますぞ。

海外派兵も、そして当然の結果として、戦闘行為も命令なさるが良い。
殺人には正義の殺人もある、いや殺人でしか実現できない正義もある、
何より殺人により国や家族を守れる、という実体験をした人々が、
やがて帰国して、退役して善良な市民生活に戻ります。

この三者がそろって、
そして、どう考えても、どちらを見ても、庶民の暮らしに希望が持てなくなったとき、
何が起こるか、・・・・、
馬鹿でもわかるだろう。

有名政治家や、経団連役員クラスなどを対象にした事件が起こるぞ。
それも、組織的な行動の訓練を受けているのだから、単発ではない、
組織的な事件が必ずおこるぞ。

・ ・・・・・・・・

だから、ね、
「再軍備断固反対〜っ!、平和を守ろ〜っ!」
「徴兵制反対〜っ!、平和を守れ〜っ!」
「平和憲法は断固守りましょう〜っ!ガンバロ〜っ!」
って叫んで回っている、あんたたち。

庶民の味方だといって、ゴールの近くをウロウロして、
本当は結果的には、庶民を苦しめている相手を守っている、あんたたち。
言い過ぎなら、少なくとも庶民と対立している階層の人たちの、
身の安全を守る運動をしている、あんたたち、
あんたたちも政治的な活動をしているからには、こんなことは考えないはずは無い、
むしろ承知の上でしょう。

それオフサイド、一番キタナイやり方よ。
Posted by 道端の虫 at 2007年12月03日 20:38
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