逓信省の役人であった佐々木は、昭和12年戦場の日本軍の郵便確保のため、野戦郵便隊の郵便長として上海に渡る。
それによれば、南京陥落までは「慰安所」というのは珍しいものであったという。慰安所が軍で一般化されたのは「南京虐殺事件」以降だということになることに注目したい。
つまり、陸軍としては「南京虐殺事件」によって、兵の統率の為に「慰安所」を重要視したことになったのではないだろうか。
注)原文はカナ文字であり、読みやすいように平仮名とした。
下士官、兵、慰安所出入りに関する注意
特殊な婦人に接することは決して道徳上讃めたことではない。たとえ戦場に在りと雖も、人倫、道徳を破壊して可なりと云う道理は毛頭ない。我々が平素修養に努力するは、戦場に於いて平時修養せし道徳が、益々光輝を発揮せむか為に他ならないのである。然し凡欲の悲しさ、未だ修養が其の域に達せず血気にはやり、脱線行為に出ずる者も皆無でない現状に鑑み、上司に於いて特に是等凡欲徒輩の性欲を適宜に調節し脱線行為を予防し、以て皇軍の威信を間接的に維持擁護せむか為に生じたのが所謂慰安所である。即ち慰安所なるものは一般人の遊興所とは大いに意味を異にするのである。上司は軍威信の維持という大乗的見地に基き、許可せられたる謂わば「粋な御処置」であるから、此処に出入りする者も又上記の趣旨をよく玩味し、誤解或は脱線等の無きを望む。
尚老婆心ながら左(下)の件を深く胸に刻みつけよ。
一、出入りに関する規定を遵守し、此処に出入りした為に却て軍紀、風紀問題を起こすが如きこと有てならぬ。
出入り希望者は庶務将校を通し男らしく申し出て外出証を受領携行せよ。
一、耽溺は身の破滅である。何処迄も性欲調節という感念を忘るな。
一、独占欲を起し戦友互に妬視するが如きことあるは不可。
一、賤劣貧汚なる行為に陥らざること。
一、兎角秘密は女の口から漏れるものである。出入りの間に卑しくも軍の機密事項を口外するが如きは軍人の価値なし。
一、前後の衛生法を遵守励行し不覚をとらざること。
(衛生具は医務室より受領携行のこと)
「万一病気に感染したるものは、治癒まで内地に帰還せしめる方針なり」
一、慰安所より帰来後、戦友其の他に如何にも誇り顔に出入中の出来事を吹聴するは、徒に他人の好奇心をそそるものにして一種の罪悪である。特に当部には年少の給仕或は其の他の童貞も居る事なれば此点注意すること。
二月三日管理部長
「皇軍の威信を間接的に維持擁護せむか為に生じたのが所謂慰安所である」この注意書を読めば読むほど、日本軍が積極的に慰安所利用を士気高揚の為に推進していたことが推測される。
しかも、粗悪なコンドーム(突撃一番)は軍に拠って支給されたことも明白。
わざわざ注意書が出るほど、日本兵は脱線行為におよび、戦友互にオンナを巡って憎しみあい、軍事機密を漏らし、性病を患い、自慢の大砲の武勇談を自慢していたのだろう。
佐々木はこう述懐している。
軍隊が進む所、彼女らもまた従う。姫鱒が寂しい岩瀬を遡るごとく、彼女らは第一線の部落部落まで追従し移動する。慰安所が敵に襲撃されたという事もある。彼女らこそ懦夫(だふ)をして立たしむと言いたいくらい、黙々と勇敢に兵站線の末端にまで進み出て行く。彼女らの一人ひとりにまつわる悲話、情話をたぐれば、これもまた際限のない事であろう。






以下は記事から引用↓
平沼赳夫元経済産業相(無所属)、
島村宜伸元農水相(自民)、河村たかし衆院議員(民主)ら
超党派の議員グループのほか、政治評論家の屋山太郎氏や
ジャーナリストの桜井よしこ氏ら言論人が賛同者として名を連ねている。
それと民主党の松原仁の名前も判明
まさに「罪ニッポン低国」だな。
「この世で一番美しいのはあたし」って鏡の前で言っていそうで怖い。
あんたみたいなのを「売女」って言うんだ。
米兵
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/53/cf6600c3a1bbff1d10ad801c77bb849f.jpg
正確に言えば、日本軍のための施設ではなく、米兵の巨チンから大和撫子の貞操を守るために、日本政府が用意した売春宿ですね。
終戦から1週間も経たずに、時の政府が民間に委託されたものでございます。
ああ、「日本政府が先回りして設置し米軍に供与した」のを、
あの古森義久センセ(wが「米軍の命令で日本政府が作った」
とか何とか捏造し、鬼の首でも獲ったかの様に必死コいて
吠え立て、失笑を買ってた例の施設ですね。
その、国辱ものの意見広告を出したその経緯はここで読めますよ。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/y/64/
ワシントン・ポスト紙に「慰安婦意見広告」― その経緯と波紋 (日経BP)
そういう広告はサンケイ新聞だけにして欲しいね。アメリカまで行って恥じの上塗りすのは、「あの悲惨な戦争を戦い抜いた父祖に申し訳が立たない。」ですよ。ハナオカ君。
ということは、当然太田竜並みに電波本を出し続ける黄文雄チェンチェイとかも加わっておるわけですね。
広告の賛同者諸氏は、「神の国」(ネバーランド)の幸福な住民(臣民)たちと言うべきでしょう。
「日本人は嘘と真実との中間を精神的に彷徨して暮らせる国民だ」
(清沢洌『暗黒日記』昭和20年1月22日)
絶句! 正体バレタネ。
”下士官、兵、慰安所出入りに関する注意”の項、
勝手ながら、
http://ianhu.g.hatena.ne.jp/kmiura/20070704/1183490647
に転載させていただきました。
少々詳しいことが知りたいのですが、これは何年のことでしょうか?また、場所は上海でよろしいでしょうか?お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。