↑悪質な冗談です……
待望の007が帰ってきた。
「オートマしか運転できない」
「ロシアンマフィアみたい」
いろいろとモンクたられていた、新しいボンド役のダニエル・グレイグだが、蓋を開ければそんな不評はどこのその、ショーン・コネリーに続くはまり役でしたよ。
この作品は、いままでをリセット。新しいボンドはダブル・オー、つまり00の称号をもらったばかり。合法的に殺しの番号をもらった初心者であります。
オープニングには、お楽しみ、いつもの裸のネーチャンのシルエットはありません。1967年の偉大なる駄作 カジノ・ロワイヤルのオープニングを彷彿させるものでなかなか。
そして、観客は007の初めての殺しと、2度目の殺しを立て続けに見せられる事となる。007って人殺しを職業とするイギリス国家公務員なんですね。改めて、その点を再確認と。
そして今回のアクションはかなりスゲーッ。痛いのがたくさんです。
最初の追跡シーンが楽しいのなんの。建設現場での追っかけが笑えます。これで、観客はぐいぐい引き込まれ…
今回の宿敵は、世界中の反政府主義者の金で株価操作してぼろ儲けしているル・シッフル。大型エアバスの就航お披露目で機体を爆破して、暴落株で大もうけの目論見がボンドの活躍でおじゃん。そこで、高級ホテルでのカジノで穴を埋めようと考える。それを阻止するボンドとの、英国国家予算1500万ドル賭けた大博打!!
ところが、なぜか運任せの作戦ってのが笑える。何も裏工作なし。英国国家予算1500万ドルは、ボンドの博打運に運命を委ねられていた。ル・シッフルの方が、ボンド注文のドライ・マティーニに毒盛るだけマトモ。MI6ってオースチン・パワーズとかわらない程度のバカだったんですね。だから、のこのことイラクでも死んでるわけだ……。
今回のボンドガール、ヴェスパー・リンドに扮するエヴァー・グリーンってそんなに美しくない。ベルトリッチ監督が「常軌を逸するほど美しい」と言ったらしいが、何かの間違いではないか? 俺としては、情婦ソランジュ役のカテリーナ・ムリーノの方がムラムラして良かったね。ホテルの部屋の床で、思わずズボン脱がせ尺八するのが正しいボンド・ガールです。
案の定、カジノに勝ったボンドは、敵に捕まってお約束の拷問へ。ここで繰り広げられるのがキャンタマ潰し。男にとって、チンコが使い物にならなくなるのは、死と同じ。チンコあっての男ですから。観ていて、キャンタマが縮みましたよ。
そして舞台は、美しい水の国ベネツィア。15年前、最初の嫁さんと
最後は、悲しい結末で、俺の一番好きな「女王陛下の007」のタッチがよかった。
透明になるアストンのようなバカ秘密兵器はいっさい出ません。安心して観られる。正統派暴力殺人鬼ボンドを堪能できるカジノ・ロワイヤル。
007「死ぬのは奴らだ」からハンドルネームとったぐらい、007好きな俺のお勧めです。
【蛇足】
今回も、字幕は最悪の戸田奈津子。もういいかげんにしてもらいたい。
そして、隣に座った母娘。途中から娘(12歳か?)が洟を何度もズズーッとかんでぶち壊し。しかも静かなシーンで何度もズズーッと。凶悪殺人鬼の気持ちに共感できました。
007 今年見た中でけっこういける映画だったと思うのです。見た後,興奮が長かった。
○○玉つぶしのシーンは爆笑です。
何の意味があんの└|∵|┐♪┌|∵|┘と笑いました。
エバグリーンちゃんはきれいですよ!
死に顔思い出してみてください。