2006年12月04日

マンガでしか理解できない馬鹿向け「中国100の悪行」

sina.bmp
韓国・朝鮮ネタの次は、中国かよ。

あの「嫌韓流」の晋遊舎から、コンビニで少年ジャンプ立ち読みしているバカモノ向け本がでた。

俺、近所のサンクスで買ってきたわ。

今回は、山野車輪ではなく、東亜細亜問題研究会ってのが書いてる。
http://www.k2.dion.ne.jp/~sheva07/staff.html
表紙にマンガとあるが、正確には挿絵だ。絵のセンスは、山野よりも数段良い。本文レイアウトは、右に文章、漢字読めないバカ向けに左はマンガとなっている。要点がまとめてある太い字さえ読めば、本を読まないバカの頭にもスッと入っていくようになっている。

相変わらず、内容は酷いが、この本は特に、安倍が裏で糸を操っているような気がする。それぐらい、擦り寄った内容だ…
これが最凶国家中国の正体だ!悪化する
日中関係・深刻な国内事情・強大な軍事力……
自称『世界の中心』国家の真相がココに!

確かに、そのとおり。中国は、中国共産党によって、アジアの恥部となっているし、ソ連崩壊後、最悪の社会主義大国となっているのは事実だ。
ネットの規制によって、共産党の独裁を守ろうとし、我が「最凶ブログ」も中国では閲覧できない。

ただな、この本を書いている東亜細亜問題研究会ってのが中共と同じ「最凶」だと、「最凶ブログ」を書いているとされている俺は思うぜ。
http://yy31.kakiko.com/test/read.cgi/x51pace/1145265775/

まず、題名がイケナイな。「中国100の悪行」って言うが、なぜ「支那100の悪行」と、堂々と書かないんだ???
24頁の「支那」は差別用語ではないで、支那が差別用語というのはまったく根拠のない言いがかりだと太字で書いているくせに。主張しておきながら、表紙では「支那」と書かないのは後ろめたさがあるのか? 腰ヌケか貴様らは。
まぁ、所詮はコンビニ本。置いてもらわなければ困るってとこか。中国で儲けているセブンイレブンには置いてなかったな。

売国とは、敵国にとって有利、自国に不利なことを行うことであり、売国奴とはその行為によって得た利益を自らのものにして私服を肥やす者を指す。104頁

としているが、
日米安保こそが極東の安全を守る中国への強力な外交カード(34頁)だとする考えこそ、「鬼畜米帝」の属州でかまわないとする、売国奴の考えではないのか?????

中国に媚を売る親中派議員とのことで、自民湯の二階俊博や極めつけは山崎拓と指摘。親中発言を行う政治家は、外務省のチャイナスクールに属するとして、田中真紀子と加藤紘一をあげ、買春疑惑の谷垣禎一を例えて、スパイ防止法制定を掲げている。

彼らが、売国奴だとしようか。それなら、「敵国」である中国に、首相就任早々に訪問した安倍晋三は、いったいどのような評価になるのか?
そして、中共を率先して、援助している創価学会や名誉会長である池田大作には一言も触れていないのはなぜだ??
以前、当最凶ブログでも指摘しておいたが、池田は、中共の共産主義青年団を支援している。
創価学会は、中共が日本を追いこし、アジアの盟主となる事を前提に、長期戦略で、中共のエリート共産主義青年団を多数、創価大学に留学させている。共産主義青年団の応接室には当然の事ながら池田大作の写真が飾られている。公明党が政権にいる限り、小犬首相は8月15日に参拝できないのだ。創価学会が大嫌いなコイズミとしては、ハラ糞悪いことだろう。http://anarchist.seesaa.net/article/11325988.html


なぜ、この事に言及しないのか? 安倍の訪中が、池田のお膳立てだから触れないのか???
http://anarchist.seesaa.net/article/25414008.html

それと、中共と関係ない、日共を一緒くたに混ぜて批判するなよ。102頁日本共産党の武装闘争
戦前の治安維持法下での大森ギャング事件を鬼の首を取ったかのように書いているが、それを書くなら、コミンテルン指令により徳球が指示した「武装闘争路線」と、現在ボケ老人の宮本顕治党中央委員(当時)によるリンチ殺人事件を書かなきゃダメだ(苦笑)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A

まあ、とにかく酷いカストリ本だ。

だが、一つだけ、大いに納得できる頁があった。
なぜか中国批判をしない日本の市民団体(30頁)
日本の市民団体は日本国内の問題には、抗議運動を行うなど積極的に活動している。
「自衛隊の海外派遣反対」「人権擁護法の早期成立を」「原発反対」「在日韓国人に参政権を与えろ」
このように、国内問題には、真剣に活動を行っている。

しかしマスコミと同じく。中国の話題となると一斉に黙ってしまう。
「人権侵害」「民主化運動弾圧」「チベット問題」「環境汚染」「軍拡」「核実験」…など

結論として、太字で日本の市民団体は、中国に都合良く使われている
としているが、その通りだと、多いに賛同せざるをえない。
「人権や平和をうたいながら、中国の人権侵害や軍拡を批判しない彼ら市民団体は一体何を目的にしているのだろうか?」
これを突きつけられた左翼の諸君よ、どう反論するのか????

ネット右翼の若者が、左翼を嫌いになる理由の一部にもなっているかもしれん。

しかも、こんな妄信左翼の所為で、日本軍の蛮行も否定されてしまう↓
http://anarchist.seesaa.net/article/28917939.html



俺の愛読する、日本一売れない週刊誌「金曜日」にて、最近、やっと、中国民主化活動家・魏京生氏のインタビューが掲載された(2006年11月10日)。

米帝や鬼畜イスラエルを非難するのは当たり前だが、その何分の一でもよいから、中共の欺瞞をあばくレポートも掲載してほしい。情報統制国家なので、難しい部分もあるだろうが、奮起してほしいものだ。






posted by 死ぬのはやつらだ at 19:26| 東京 ☀| Comment(23) | TrackBack(0) | 似非『愛国者』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えと、あの、いや、ご存知でありましょうがこのマンガ、デキうんぬん以前の問題として「柳の下のドジョウ」としても「反中マンガ」としても二匹目ですよ。
一匹目はコチラ↓

『マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究』黄文雄 監修、ジョージ秋山 著、飛鳥新社2005年8月6日刊

「『銭ゲヴァ』と『アシュラ』のジョージ先生がアノ黄文雄なんかと組んでなんだってこんなものを?!」
というこみ上げる悲しさを抑えることが出来ません。

しかしこの高世仁っていうヒトもスゴ過ぎる。社会主義国=iということになっている)国だったらなんでもいいって方なんですなぁ21世紀にもなって…それで映画作るカネが集められちゃうんだからなぁ…ハァ…。
Posted by kamikitazawa at 2006年12月04日 20:32
日本の市民団体が、日本の問題を優先して外国の問題を二の次以下にするのがどうして不自然だというのですか?
自国の問題を無視黙殺、あるいは問題視する人を敵視罵倒攻撃さえして、外国の問題ばかり得意げに喚き散らす人間の方がよほどいかがわしいと思いますけど。
Posted by マルクスの恋人 at 2006年12月05日 11:42
確かに、自国の問題を優先するのは当たり前です。

しかし、軍拡や核実験、それに環境問題なんかは日本にも関わってくる非常に重大な問題ですよね。それに人権侵害を率先してやる国家が隣にあるのって恐ろしいじゃないですか。
あんなに一生懸命、国内問題について活動していらっしゃる市民団体の皆さんには、せっかくだから是非そこのところも勉強してもらって色々と活動してほしいなぁということですね。
Posted by Ts at 2006年12月05日 17:39
>日本の市民団体が、日本の問題を優先して外国の問題を二の次以下にするのがどうして不自然だというのですか?

両方やればいいってことじゃーないの?

日本では経済問題での自殺が8000人とか。サラ金苦とかね。国内で内戦しているぐらい犠牲者が出ているんだから、アメリカのイラク戦争なんてほっておいて日本の問題を優先しろ、というのはり了見が狭いように思えます。

>人権侵害を率先してやる国家が隣にあるのって恐ろしいじゃないですか。

それはそう。「愛国者法」なんてあって裁判なしにグアンタナモ基地に容疑者を押し込めてるような国は要注意でウォッチングするのは大事。
Posted by kuroneko at 2006年12月05日 20:22
 大手メディアと一緒になってバッシングに加わる代わりに、大手メディアが黙殺している問題に取り組むとすると、結果的に批判は仮想敵国ではなく自国と同盟国に向くわけですけれどね。
 あるいは他人を非難する前に自分を省みる、そうすると他国よりは自国に厳しく、旧植民地よりは現 宗 主 国 に対してより批判的になる訳です。
 悪いモノは悪いわけですが、何でもかんでも扱うのは市民団体には無理ですし。
Posted by 非国民通信 at 2006年12月05日 23:20
日本の市民団体というのは大体、お上の手の回らない部分を補完する為に成立しているような感じです。それはとても重要な事ですが、日本の場合はあまりにもそこに重点が置かれてしまって活動範囲が限定され気味のところはあります。
そもそも人的リソースが足りてないのでとてもそこまで手が回らないという問題もあります。規模が小さいと発言しても注目されないし。これは市民団体の側にもそこへの意識が足らないという場合もあるでしょうが、結局は国民が臣民意識を持ってしまっていてそういうセクターを軽視しているのが主な問題かと。
Posted by ESD at 2006年12月06日 08:37
市民団体って多くが宗教団体か政治思想団体のもう一つの顔だから、それらの利益に沿った行動してるからだと思いますが?

シナ(ATOKで漢字でないんだ・・)本は、チベット大虐殺が書かれていれば、それでヨシ。
Posted by 一般市民 at 2006年12月06日 11:37
北朝鮮問題と同じで、中国に対する問題提言も、ネット右翼のような、罵詈雑言で気持ちがスカッとさわやか、じゃあいけないのは当たり前ですな。

そこんところが難しいのか?

ただ、それも有りの、米帝潰し有りでいけば、「諸君!」「正論」の部数を食えるかも……苦笑
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2006年12月06日 17:37
>>マルクスの恋人さん

中国の軍拡は日米安保よりは優先度が低いってこと?
日本がどれだけ領海侵犯されてるか知ってるの?
日本のODAで高速道路造ったら、戦闘機の離着陸可能なものにされたとかさ。
中国の核は相変わらず日本を向いてるし。

日本が関係ないと思ったら大間違いだよ。
危険度を考えたら北朝鮮の核以上に中国の軍拡を叩かないといけないはずなんだよ。

あなたの思う市民団体の唱える平和はどこの平和なのかな?
日本の平和なら日米と同等に北朝鮮、中国を批判して然るべきって話なんだけど。
基地がないから優先順位が低いなんて誤解もいいところだ。
Posted by 道夫 at 2006年12月14日 14:56
中国に脅威を感じるあなた。

34歳未満であれば、予備自衛官に登録できます。

反中なら態度で示そうじゃないか。口ばかりでなくてさ。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2006年12月17日 19:59
で、辛口で物事滅多切りにするだけの反米嫌日のあんたは理想のために具体的に何してんだよ?
米軍基地の前でデモか?
口先だけじゃなくて態度で示すんだろ?
Posted by 道夫 at 2006年12月26日 23:12
道夫さん、あなたほど立派な日本人はいません。

感動しましたっ。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2006年12月27日 08:07
全く心のこもらない誉め言葉をありがとう
結局、自分はなんもしてないってことなのな

おれは本土で戦争なんざ起こらないと勝手に楽観視してる
だから、別になにもしねぇ

だが、そうじゃない戦争反対、安保反対の市民団体は
平和を願うんだったら中国を無視しちゃいかんだろと言っただけだ
同盟国より中国の方が危険だろってな
それが反中なら、おれは管理人にとっては口先だけの男だろう
予備自衛官なんて制度はここに来るまで忘れてたしな

だが、そんなことを偉そうにほざく管理人もなんもしてねんだろ?
たまにここを覗きに来てたけど、もう来るのやめるわ
あまりに管理人が痛すぎる
せいぜい、日本を嫌ったまま年くってってくれ

さいなら
Posted by 道夫 at 2006年12月27日 14:48
道夫君結局自衛官登録しないのか???
Posted by ひとのことはいいんだよ at 2006年12月27日 18:33
おりゃ日本を攻撃しても何の得もない中国より同盟国?(アメリカ)のほうが危険だと思うだ。
イラクのこともあるしー。
靖国問題でもブッシュ父とかから右傾化右傾化って叩かれてるし、そのうちアジア共通の敵にしたてあげられて中国と裏で手ぇ組まれてまたお仕置きダベーってされんのが一番心配。
Posted by DoX at 2006年12月27日 19:31
まずは、予備自衛官登録をしてから、愛国を語ってくださいな。

非愛国心みなぎる俺は、過去2回も自衛隊の体験入隊してますから。

忘れないうちに、予備自衛官登録して、中国の脅威に備えてくだされ。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2006年12月30日 11:36
マンガでわかる中国100の悪行を漫画でしか理解できない馬鹿むけの本と書いていますが、多くの国民は中国が危険な国だなんて微塵も知らない人達ばかりであることはあなたも分かっていると思います。多くの国民に理解と興味を持たせる意味ではこういった本はどんどんでるべきであると思います。すそ野を広げなくては優秀な人材も集まらないのはどんな分野でも同じではないでしょうか?
Posted by 拡張 at 2007年02月23日 01:01

しょせん晋遊舎にとっては商売でしかない。売れるから出してるだけ。
中国批判は「日本の市民団体」にとってタブー、ってだけで
実社会ではタブーでも何でもない。
こんな本を買ったり読んだりする事が
タブーに踏み込んでいるかのように錯覚してしまうんだろうな〜。
セブンイレブンに置いてない(=置けない)のなら。
本当のタブーは…それだ(笑)
「こういった本はどんどんでるべき」かどうかはわからないし
発禁なんてする必要ないと思うけど
こんなマンガで広がるすそ野なんて
江沢民の反日教育と似た様な効果しか出てこんだろ。
Posted by ひとのことはいいんだよ at 2007年02月23日 12:20
低脳の、偽愛国者はいりません。
中国の脅威を啓蒙するよりも、国民皆兵促進のため、予備自衛官制度をもっと、ネット右翼に勧めるのが先でしょ。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2007年02月23日 20:07
本来、愛や勇気、夢や希望を描いて人々を愉しませることがマンガ・アニメ文化の本道だと思うのだが、最近は右翼・排外主義イデオロギーの台頭から嫌韓・嫌中マンガが隆盛を極めている。左右を問わず、マンガをプロパガンダの道具に使うことは堕落以外なにものでもない(プロパガンダ色の強い作品が時代を越えて生き延びることなどできない。前世紀80年代に人気を呼んだ、サヨク色の強い漫画が今日殆ど忘れ去られてしまったことがそれを証明している)。作者たちは創作の苦しみから逃れるため時流に迎合し、安易な「時局マンガ」「思想マンガ」に走って「警世家」「愛国者」を気取りたいだけではないのか。
Posted by ストライカーボルト at 2007年04月03日 18:50
>日米安保こそが極東の安全を守る中国への強力な外交カード(34頁)だとする考えこそ、「鬼畜米帝」の属州でかまわないとする、売国奴の考えではないのか?????

これが「黄色いアンクル・トム」たちの本質だろう。アメリカは「ジャップ」のことなど、頭の片隅にも置いていないというのに。


Posted by ストライカーボルト at 2007年04月05日 21:10
 あんたはなにやってんだ、道夫君。
 わたしは車いすの外に見える背もたれ部分に、イラク反戦ポスター縫いつけてどこへでも行くぞ。高遠さんたちのチャーター航空代も2万円カンパしたが、その時には飛行機代のカンパは足りたのでイラクにでも行ってるだろう。
 自分のHPはエッチサイトだが、小説に反戦メッセージ込めたり、掲示板で政治的なことも書いたりして、「エロに政治はウザイ」とか批判されたりもしている。怒りというのはそういうものだ。誰にいわれて表すものではない。
 わたしはぜんそくも患い、人質バッシングの時は腹が立って腹が立って、飲み屋で興奮して救急車を呼びそうにもなった。ずっと取っていた朝日をその時やめた。そのあと反戦ポスターを付けた。いわば自分の立場表明だ。
 ネット右翼がなにをしてやがる。喚いたり突ついたりするだけじゃねーか。ふざけるな。イラクで何万殺されたと思っている。俺はアメリカがどうなと書いてない。アメリカの手先としての日本の加害を問うている。
 日本はイラクの血の上にあることを忘れるな。ふざけるな! 俺の背中には15人の子どもたちの顔があるんだ。怒ったり、泣いたり、傷ついたり……イラクの人口の半分は15歳以下の子どもなんだ。そこへ爆弾を落とすとは何事だ!
 アメリカなど、今に地獄に落ちるぞ。加担した日本だってタダでは済むまいさ。第一、人道に対する倫理規範は地に墜ちた。こんな国の子どもがどうなると思っている? 勝てば官軍、強いが全て。子どもをそれを見て育つのだ。
 なにを言ってやがる。もう、この国は半分沈みかけてるんだ。美しい国が聞いて呆れる。
Posted by 本間康二 at 2007年04月07日 00:18
俺も、イラク人質事件の際は、拉致された1人が札幌での集まりで何回か話した人だったので、他人事ではないこととなりました。

ましてや、帰国後の「自己責任」とやらで、その後の日本の言論レベルが下の下へと急降下になり、いまの安倍政権があるのでしょうね。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2007年04月07日 20:22
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