2006年11月24日

08年 原子力空母横須賀配備で安心な美しい国!?

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08年に横須賀に配備される原子力空母ジョージ・ワシントン。
http://gw.ffc.navy.mil/

乗組員が引き起こすであろう、「暴行」「殺人」「レイプ」は、横須賀市民に降りかかるだけで、他人の不幸なのかもしれないが、「原子炉事故」となれば、神奈川県はもちろんのこと、東京都も直撃する被害が予想されることを知っておいてもらいたい。

06年4月、ケリー在日米海軍司令官は横須賀市内の講演で、原子力空母に反対する世論に対し、「5つの誤解をしている」として詭弁で逆ギレした。(06.4.5神奈川新聞)
@原子力発電所が横須賀の真ん中にできるわけではない。
A米海軍の艦船が放射能漏れ事故を起こしたことはない。
B仮に事故が起きても放射能は基地の外に出ない。
C横須賀市民が避難する事態にはならない。
D原子炉は核兵器のように爆発したりしない。

こんなウソにだまされているのがヨコスカ市民だ。

以下、「原子力空母はほんとうに安全か?」より
http://www.pasopit.co.jp/cvn/index.shtml
●米軍が「安全」といえば安全なのか?

原発の加圧水型原子炉は米海軍の原子炉が原型。空母ジョージ・ワシントンに積まれる原子炉の熱出力は60万キロワット。これは原発に換算すると約20万キロワット。

原発を建設する際には、様々な安全審査が行われる。横須賀は、人口密度などが立地条件に合わないので、原発の建設は不可能となっている。東京電力が望んでも、建てることはできないのだ。
ところが、原子力空母は、原子炉の設計や構造、異常時の具体的な対応策などの提示がないまま、米軍が「安全だ」と言っているだけで横須賀に配備されようとしている。

米軍は、1967年に、原子炉の構造、規模、核燃料に関する基礎的データー無しの、たった1枚の紙切れ(覚書)を日本政府に提出。海軍の原子炉は「少なくとも陸上原子炉と同等に信頼することができる安全性を有する」と言い切り、日本原子力委員会は「内容がその通りに確保されるならば(略)安全上支障はない」と妄信。まさに「信じるものは救われる」とはこのこと!? 陸上の原子炉に事故の無い日が無いことは、皆さんご承知の通り。

空母の原子炉の最大の特徴は、「移動する」ということ。原発の原子炉と違って、その分事故と遭遇する確率は大きい。

1999年11月、米原子力空母「ステニス」は母港サンディエゴ基地の接岸岸壁を離れて間もなく座礁。これによって原子炉の冷却水循環ポンプが故障、原子炉2基が緊急停止。へたをすれば原子炉の暴走につながる、大事故寸前の事態だった。

米海軍の説明によれば、原子力空母「ジョージ・ワシントン」は横須賀基地入港直後から出港直前まで、原子炉を停止し、その間、陸上から電力供給を受けることとなっている。原子炉の運転を止めても、核燃料は高温の崩壊熱を出し続けるので、原子炉の冷却が必要な為、外部からの電力によって冷却ポンプを常時作動させる必要があるからだ。
実際に、1988年1月、英国海軍の原潜「レゾリューション」がスコットランド西岸のファスレーン海軍基地に停泊中、原子炉の1次冷却系の冷却水を回すポンプへの電力供給が突然停止。緊急電力装置も作動せず、このため炉心温度が急上昇、事態は炉心溶融(メルトダウン)に向かっていたが、ディーゼル発電の予備冷却系の作動によって、あわや核事故を回避。操作した兵士は被爆した。
実は、わが国でも04年7月、佐世保の在日米海軍基地で原潜「ラ・ホーヤ」が陸上から電力を供給していたケーブルの火災事故をすでに起こしている。事故が明らかになったのは、米軍からの通報ではなく、爆発音を聞いた市民の通報であった……。
日米安保って、ホントウに信用できないべ。

米海軍は、原子力空母は頑丈に作られているので、近くに爆弾が落ちても大丈夫だという。しかし、空母自身が搭載している爆弾が艦内で爆発したらどうなるのか?
日本人の多くは忘れているだろうが、最初に横須賀を母港とした空母「ミッドウェイ」は、1990年6月、房総沖で爆発火災事故を起こしている。事故発生場所は弾薬庫のすぐ近くヒエーッ!! 弾薬庫に火が回ったら空母そのものがドカーンである。もちろん、原子力空母も大量の弾薬を積んでいるのだ。

しかも、横須賀基地は、日本一過密な浦賀水道を横切らなきゃ入れない。浦賀水道の1日の船舶通行数は、平均777隻!! この過密な航路を、原子炉を積んだ空母が通り抜けることとなる。


●これだけある 米海軍原子力艦船の事故

1971 原潜ウッドロウ・ウィルソン、グアムで一次冷却水の圧力低下、メルトダウンの危険

1971 原潜スヌーク、故障で船体を傾けながら横須賀に入港、放射能汚染の疑い

1975 米潜水艦母艦プロチュウス、グアム湾内に、高放射能の一次冷却水を大量に放出、付近の海を汚染

1979 原子力空母ニミッツ、一次冷却水漏れ

1980 原子力巡洋艦ロングビーチ、沖縄で高放射能検出

1983 原潜サーゴ、ハワイで冷却水排出時に、放射能漏れ

1989 原子力空母エイブラハム・リンカーン、330ガロンの低放射能冷却水を川に放出

1989 原潜フィンバック、資格の無い水兵に、訓練記録を改竄して原子炉操作権限を与え、低レベルの放射性物質を含む機器を川に投棄

1990 原子力空母ニミッツの水兵、不適切な訓練によって、放射能安全を調べる定期点検に広く誤魔化しが行われていると内部告発

1991 原子力巡洋艦ロングビーチ、バルブ弁故障のため、サンディエゴ湾内に一次冷却水漏れ。他にも4つの港での放射能漏れ事故により乗員が被爆。

1995 原子力巡洋艦カリフォルニア、冷却水漏れ、水兵3名が汚染。

1995 原潜ソルトレイクシティー、酩酊した乗組員が原子炉を当直監視! 司令官が解任される。

1996 ピュージェットサウンド造船所で、原子力艦アーカンザスから放射能蒸気が漏れたが、米海軍は15時間も事故を州政府と市民に通報せず!!

1999 原子力空母ステニス、母港のサンディエゴ湾内で座礁し、原子炉が2基とも緊急停止

これでわかるように、米海軍の原子力艦船の事故は多発している。

●放射能漏れを通知しない米軍

実際に、横須賀基地内で放射能漏れ事故が起こった際に、米軍は「同盟国」である日本に迅速に知らせてくれるのだろうか?

1996年11月15日、カメハメハとトピーカの2隻の原子力潜水艦が寄航中の横須賀基地で、放射能計測器が通常の3倍の値を示した。科学技術庁は「原潜からの放射能漏れでなく、別の何らかの原因で針が一時的に触れただけ」(神奈川新聞)との見解をだしたが、その後の調査でも原因は特定されなかった。
同じ日に、原潜母艦フランクケイブルが寄港していたので、原潜の修理疑いもあり、米情報公開法によって航海日誌の開示を求めたところ、放射能の異常値が測定された11月15日の航海日誌だけが欠落していた。何らかの事故隠しがあったのではないか?

●原子力空母の原子炉はヤバイ

米海軍の原子炉は、基本的に原発の加圧水型炉と同様のものであるが、問題は、その運用状況だ。

停止している原子炉を始動して、100%まで出力をあげるのに、原発では約50時間かけて行っている。運転待機状態でも4〜9時間かけているのだ。
ところが、米海軍の原子炉はわずか1分で、100%の出力まであげてしまうのである。ノロノロしていたら役に立たないのが理由だが、安全性の根拠は何も示されていない。

また、原子力空母の核燃料の交換は、20年〜25年に1回といわれている。「高濃縮の核燃料使用で、長期間の運用が可能になった」と米海軍は自慢する。
しかし、20年もの間、核燃料を交換しないということは、原子炉の運転によって生まれる「死の灰」を20年分溜め込む、ということになる。万が一の事故の際には、艦内に溜め込んだ大量の「死の灰」が、大気中に放出されてしまう事となるのだ。

●米軍不在 茶番の避難訓練

横須賀市では、2001年から、原子力防災訓練を実施している。これは、「原子力空母は安全」としながらも、原子力事故は起こりうるという矛盾した対応である。
実施地域は、横須賀基地周辺のみ。放射能は飛散しないとでもいうのだろうか? しかも自衛隊は参加しても、在日米軍は不参加。訓練に必要な情報の提供なしに、市民の血税が「非難訓練ごっこ」という茶番に費やされている。

●そして 忘れてはならないこと

横須賀を母港とする空母キティーホークは今回のイラク戦争で、艦載機を5375回出撃。イラク戦争参加の米海軍空母のうちで最多となっている。
投下した爆弾は390トン。日本人の膣内に射精したスペルマは10トンに及ぶと見られている。

日本は憲法9条で戦争を放棄したこととなっているが、朝鮮戦争以来、ベトナム、アフガニスタン、イラクと、ずっと戦争を支援しているのが実態だ。日本が、在日米軍の侵略を支えているということは、我々一人一人が、殺人を犯していると同じ事なのである。これが「美しい国」の本性なのだ。


<米第7艦隊前方展開艦>         雑誌『世界の艦船』06年11月号より
◆横須賀11隻
揚陸指揮艦ブルー・リッジLCC-19 (ブルーリッジ級/第7艦隊旗艦)
空母キティ・ホーク CV-67 (キティホーク級)
イージス巡洋艦カウペンス CG-63 (タイコンデロガ級)
イージス巡洋艦シャイロ CG-67 (同上)
イージス駆逐艦カーティス・ウイルバーDDG-54(アレイバーク級フライト1)
イージス駆逐艦ジョンS・マッケーン DDG-56 (同上)
イージス駆逐艦フィッツジェラルド DDG-62 (同上)
イージス駆逐艦ステザム DDG-63 (同上)
イージス駆逐艦ラッセン DDG-82 (アーレイ・バーク級フライト11A)
イージス駆逐艦マスティン DDG-89 (同上)
ミサイル・フリゲイト艦ゲアリィFFG-51(オリヴァーハザードペリー級)
posted by 死ぬのはやつらだ at 23:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 悪の帝国アメリカ・日米安保という虚構 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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