昭和15年当時、ナチスのヨーロッパでの快進撃に「酔って」いた典型的な日本人であった。
ドイツ魂とあたまのよさ
ドイツが強いわけは沢山あるが、第一にドイツ国民の愛国心です。自分の生まれたドイツ国のためには、いつでも生命を投げ出すという、祖国愛の精神です。それが誰もに満ち満ちているからです。それに戦争に負けてたまるか、戦争に弱いということは、国民の恥だ、恥をかくことは、生命をとられるよりもつらいという、気高い魂がやどっているのです。つまり日本人が戦場にのぞんで、勇敢にはたらき、名を惜しんで身を惜しまずという大和魂みたいな負けじ魂です。
こういう精神があればこそ、火の中でも水の中でも、敵の真っ只中でも、飛び込んで行くのです。ただドイツの兵器が、イギリスやフランスに優れているから勝つのだ、と思っては間違いです。(昭和15年6月15日付東日小学生新聞)
大場は最後にこうも書いている。
「今にドイツ人の世界が来ます」





