2011年04月21日

在特会・沖縄・福島 屈折した心境

所謂、街宣右翼の構成員に在日朝鮮人が多いのは理解できる。なぜなら街宣右翼の多くは政治団体を隠れ蓑とした元任侠団体が多いからだ。
俺の知る限り、彼らが同胞を「ゴキブリ」「ウジ虫」「海に叩きこめ」などと街宣車でアピールしているのを今に至るまで見聞きした覚えはない。

しかし、本名:高田誠39歳が会長を務める「在特会」に在日朝鮮人関係者がいたことには驚きを隠せなかった。

講談社発行の貴重なノンフィクション雑誌「g2」にて安田浩一氏がルポを書いている。
在特会を取り巻く人たちに取材をしているのだが、その1人に徳島県教組襲撃事件に参加し、懲役8ヶ月執行猶予3年の判決を受けた20歳の若者がいる。



父方の祖父が韓国籍である彼は、在特会が行なった大阪・鶴橋での街宣運動に参加している。鶴橋は日本有数の朝鮮人街であり、焼き肉で有名な場所だが、在特会は在日朝鮮人に対する差別街宣を強行。「朝鮮人を叩き出せ〜」という得意のシュプレヒコールでデモ行進した。
彼は「僕も『朝鮮人をブチ殺せ』みたいなことを叫んだ記憶があるけど、本音じゃないです」と話している。

昔、山口瞳先生のエッセイで先生の御友人のロイ・ジェームスのことを書いたものがあったのを思い出した。ロシア革命後、家族で日本に亡命した彼は戦時中に瞳が青いことでイジメられていた。しかし日本で生まれ育った彼は鬼畜米英を憎み、勤労奉仕に励むことで日本人になろうとしていた。しかし、戦争が終わるまで彼はどんなに日本のために尽くしても日本人として認められることはなかった。

それと同じことは、いまの沖縄にもいえる。在日米軍に痛めつけられた戦後だと思っていたが、沖縄の人間がコメント欄にて米軍は沖縄に必要と堂々と主張しているのにも驚く。
http://dr-stonefly.at.webry.info/201104/article_2.html

せめて福島で被害にあっている人たちは、自分たちを翻弄する東電や経産省に対し声を上げてほしいものだ。まさか、こんな酷い目にあっていても原発は必要などと考えるとは思えないのだが、どうだろうか。
posted by 死ぬのはやつらだ at 23:44| Comment(6) | TrackBack(0) | この国のスバラシイ国民と社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わからないが、なかには、沖縄県民みたいな「一部美味しい思い組」が、いないとも限らない。
Posted by 一応介護員 at 2011年04月22日 02:29

http://sugosoku.blog102.fc2.com/?mode=m&no=736&cr=c4a5a91a5a02b156182087336814acdd


これ見てください。

自民党の石破政調会長は、家族ぐるみで東電とズブズブ。
石破や石原が東電寄りなのは、家族ぐるみの利権があるからみたいです。


Posted by 紫電改 at 2011年04月22日 16:06
 これはどこまで正確なのだろうか。
 誘導?

 ↓「福島にやっぱり原発あってほしい」避難の中学生たち
http://news.nicovideo.jp/watch/nw54387
Posted by ホンマ at 2011年04月22日 16:12
驚くって・・・何をいまさらと言いたくなるな。13年前の県知事選で大田昌秀よりも稲嶺恵一を選んだのは他でもない沖縄県民なのだから。リンク先のNaokoさんのような人たちが一定以上の割合でいても当然だろうというしかないですね。
Posted by 仕置屋稼業 at 2011年04月22日 16:59
そういえば、命乞いしてナチスに協力したユダヤ人のことをカポと呼んでたね。
今でもイスラエルでは右翼のことをカポと呼んでいて、そのカポにトロツキーの子孫もいたそうな。
この在日もさしずめ在日版カポですかね。
黒人なのに白人になりたがったマイケルジャクソンもいるし、人間の心理はいろいろ。
Posted by ひねくれ者 at 2011年04月22日 17:55
あの、初めて書き込みさせて貰います。

>黒人なのに白人になりたがったマイケルジャクソン

それは、どうなんやろう・・・
従来のマスコミが茶化してきたようなデマに、のっかったふうに感じますけど・・・
Posted by スカタン at 2011年04月30日 04:56
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