例によって、日本最強の圧力団体家族会を批判できないマスゴミは、チョウチン報道に終始し。ストレスたまった方も多かったのではないだろうか。
その中で、日本一売れていない週刊誌『金曜日』5/12号の巻末にて成澤宗男氏の「その通りだっ」てー後記に注目。
『朝日』の4月29日付朝刊一面の見出しを目にして、吹き出してしまった。「『国家が拉致信じ難い』米大統領横田さんと面会」とある。冗談だろう。欧州などに点在している秘密施設に各国から「拉致」して監禁し、拷問を加えて大問題を引き起こしているCIAとはいったいどこの「国家」の諜報機関か。いまだアルコール依存とコカイン常用の噂が絶えない「大統領」の例の虚言癖と聞き流せばいいのだろうが、「人権を尊重し、自由社会を実現させる」などと口走るとまたイラクと同じことを隣国で始める気なのかと疑ってしまう。それにしてもこの世で「肩書き」とは、かくも人格を超えた権威の源になるものなのか。先制攻撃を偏愛している「大統領」に具体的に何の「協力を訴えた」か知らないが、以前から戦争まがいのことを唱えている「家族」からすれば期待する面はあるのだろう。だが、その先制攻撃によってイラクでは何万もの市民が米軍に殺されたのだ。人の行為で悲劇が生み出されてはならない。だが自分の悲劇にしか目をくれないのなら、その当事者であっても違和感を禁じ得ない。
横田さんは、ブッシュとの面会で、拉致された当時の娘の写真を持っていった。自分の娘が朝鮮人と結婚させられていたことを、よっぽど信じたくないのだろう。日銀のエリート一家としては、家系を朝鮮人の血で汚した張本人であるところの、憎き朝鮮人独裁者を「殺してやりたい」というのが本音なのかもしれん。だから、金正日を殺してくれるなら誰でも良かった。たとえ白人の殺人鬼でも……。
片山さつきが選挙区の集金パーティーで漏らした、「横田めぐみさん夏帰国説」。どうやら、これは本当で、北朝鮮による拉致問題は「めぐみさん帰国」で幕引きとなりそうだ。自民湯は一時的に支持率アップ。あとは、国交回復を急ぎ、莫大な北朝鮮への開発事業が財界には約束される、というシナリオになりそうだ。
先日、初めて見た爆笑問題・太田光氏の番組において、少年犯罪が特集されておりました。
詳しい内容はここでは割愛しますが、その中で、ある弁護士の発言に対し数人のパネリストが「あんたは殺された側の感情をないがしろにしている!」「もし自分の家族が殺されてもそういうことを言うのか!」などと色をなし、何やらその弁護士に対する糾弾集会の如き様相を呈してしまうという一幕がありました。
少年犯罪と拉致事件と何の関わりがあるんだとお思いかも知れませんが、私は以前から、犯罪被害者にせよ拉致被害者にせよ、何やら彼らの「被害者感情」を水戸黄門の印籠の如く持ち出せば、それだけで皆がヘヘーッとひれ伏してしまい、「無理が通れば道理が引っ込む」のことわざの如く誰も反論できなくなってしまうという現状に、不満と危機感の入り混じったような気持ちを抱いておりましたので、『金曜日』や今は亡き『噂の真相』のような、彼らの「タブー」にメスを入れるこうした記事に対しては、正に我が意を得たり、と思うのです。
「人の行為で悲劇が生み出されてはならない。だが自分の悲劇にしか目をくれないのなら、その当事者であっても違和感を禁じ得ない。」至言ですね。
もっとも、普段「犯罪被害者の味方」を気取っている週刊Sや週刊Bといった雑誌が、一方ではイラク人質事件の「被害者」を自己責任論でもって糾弾したり、先頃出所した某殺人ヨットスクールの校長のお先棒を担ぐような報道に終始しているのですから(あの校長に殺された子たちは「犯罪被害者ではない」とでも言うつもりでしょうか)、彼らが一体どこまで「犯罪被害者の気持ち」を真剣に考えているのか、怪しいものではあるのですが・・・。
長文失礼しました。
自分が被害者ではないのに、被害者以上に感情的に逆上する。
この現象は「拉致事件」以降に顕著となった気がします。
例の自己責任イラク人質事件の際は、被害者の気持ちは無視され、逆に被害者なのに非難されるという現象となっておりましたな。
「あんたは拉致された側の感情をないがしろにしている!」「もし自分の家族が拉致れてもそういうことを言うのか!」
などという発言は自民湯はじめ反動右派の勢力からは一切なかったですね。
核兵器を持つことも、漁船に似せた工作船なんぞを使ってスパイを送り込んだり日本人を拉致する必要も無かった。
したがって、日本や韓国やタイの拉致被害者の家族は、日本政府にこそ抗議すべきだ。形ばかりの謝罪だけではだめだと、戦争を煽る輩こそ国賊なのだと。
・・・だめですか?
「弟を殺した彼と、僕」の原田正治さんは最高裁に「『弟を殺した彼』の死刑執行を中止するよう」上申書を出して、却下されました。
コレもまた「殺された側の感情をないがしろにしてる」のだ。
番組パネリストとやらは原田正治さんのケースでは「最高裁の態度」を批判しろ!!
「反米愛国戦線」にも書いたが、藤井誠二に代表される「犯罪被害者家族の視点で刑法を考える」連中は皆「原田正治さんのような犯罪被害者家族」の存在を無視して語るというズルやってるのだ!!
いやコレ、事実ですから。
死刑反対派の頭目とまで呼ばれた弁護士さんが、妻子を殺されたことにより現在では死刑推進派として活動されております。
要するに、目が覚めたワケですね。
被害者の気持ち、加害者になる云々ではなく、裁くべき、糾弾すべき悪は絶対的に存在する、と。
単純に、死刑反対派や北の政権が間違っているだけなので、糾弾は全く当たり前のことです。
あと、このブログも悪ですね。
もし「右翼思想の少年がが日教組の職員の自宅に押しかけて強姦殺人をした」とか「同級生が『靖国神社は無くせ』と言ったので頭に来たから殺した」といった事件が発生した場合は、大手マスコミは黙殺するか極めて小さく扱うかだろうし、文春や新潮や産経やネットウヨの連中は、この場合は被害者やその遺族をバッシングすることてしょう。
同じイラク人質事件の被害者でも斎藤昭彦さんはバッシングされるどころか、むしろほめたたえられたことや、犯罪加害者にもかかわらず、文春や新潮が西村真悟を全く叩かなかったことから見ても明白でしょう。
これが肯定できないなら、本当の意味で被害者遺族の立場を考えてるとは、言えないでしょう。
この感覚、楽なんだよなぁ。安直すぎるのだよ。格差社会の発想も同じ。
糾弾すべき悪、その認識自体に違いがある。一つの方向だけに行ってしまう恐怖心を感じてしまう。
これって南京虐殺の遺族の話にも適用してもらうことを希望します。御名御璽
「戦犯に対する厳罰処置は間違い」
人権派左翼をバッシングしといて、上記のような主張をするお仲間をスルーしたり
自分がそう主張してダブスタを披露したりと、滑稽な方もいるもんです。
TRはこの本を絶対読むべし。読んだ上で同じせりふをホザクのであれば、TRのような連中こそ「殺人願望者」であり質が悪い。要するに「法が許せばいくらでも人殺しをやりたい連中」だ。
ちなみに「反米右翼」思想の人間が、「東京裁判は正しいと言う人間に対して激怒して殺した」という場合は文春や新潮やサンケイやネトウヨどもはどうするのだろう…。(彼ら親米右翼どもから見ると右翼という点では味方、ただし反米という点では敵にあたる…)
本作品の第15話での殺しの依頼人(山田五十鈴の「必殺」初出演!!)は
「自分が見ている前で殺してほしい」
となんとも壮絶な要望をするのだ。殺される悪党が自分の芸の愛弟子であるがゆえ、その「業」をしっかり目に焼き付けようという覚悟だ。
TR、お前一回「絞首刑」を間近で見て来い。またあえて言うが、例の「仕置屋」の山田五十鈴のごとく「死刑要望」の「犯罪被害者家族」もまた「そうすべき」なのだ。かの花柳幻舟も「十四歳の死刑囚」で同様の事言ってた。
小説の内容が気に食わないという理由で出版社に押しかけたあげく何の罪もない人間を殺したこの「キレる17才」こそ死刑に値する犯罪加害者なのに。ところが、文春も新潮も小学館も日垣隆も、この理不尽な少年犯罪については全く触れようとしない。(小森の精神構造はネットで悪口を書かれたという理由で同級生を殺した佐世保の少女と瓜二つである)
犯罪加害者が右翼がらみの場合は、どんなに身勝手な動機だろうがどんなに残虐な手口だろうが完全にスルーを決め込むのが
文春・新潮・日垣隆といった「自称・被害者の人権派」のスタンスなのですよ。
拉致被害者家族に同情するのは結構ですが、だからといって拉致被害者を「救出」するために、北朝鮮への侵略戦争まで支持するのかと。