2006年03月31日

植垣康博さん(元連合赤軍兵士)が嫁と息子を語る

植垣さんは、あの連合赤軍事件に関与し、72年2月に逮捕され、計31の罪状で懲役20年の判決を受けて、26年8ヶ月の獄中生活を送った左翼の中の左翼である。東京拘置所では、あの野村秋介さんと一緒で、話もしたそうだ。

98年10月に出所した彼が、静岡でスナック「バロン」を開き、昨年、33歳年下の中国人留学生 李紅梅(リ ホンメイ)さんと、できちゃった婚したのは、ご存知の方も多いと思う。

その植垣さんが、日刊ゲンダイ3/31号のインタビュー記事にて奥さんのことと昨年10月に生まれた男の子「龍一」君についていろいろ話している。「去年の2月に(静岡市役所裏手のビル)引っ越してきたんだ。前の店は駅からクルマで10分くたいかかっただろう。その点、ここは繁華街。ウン、やっぱり違うね。新規のお客さんがずいぶん増えた。ただ、場所柄、家賃が高い。これがちょっと悩ましいね、ハハハ」

「ハハハ、驚いた? そう33歳年下。友人たちも、みんなひっくり返った。口の悪い連中には“これこそまさに犯罪だ”とか、“中国だったら、死刑じゃないか”なんてさんざんイビられたよ」

「彼女は中国・黒竜江省出身でね。3年前に語学留学生として来日し、前の店の2階に友達と下宿してたわけ。で、そのうちにウチの店でバイトを始め、日々顔を合わせてたらだんだんとふたりの距離が縮まって……。まあ、そんな流れかな。だけど、彼女に“子供ができた”って告げられたときは、さすがに心臓が止まりそうになった。こっちは一生独身だと思ってたし、彼女が“産む”といってくれたときは、本当にうれしかったよ。ただ、彼女は大学進学を視野に入れて留学してきたのに、パーにしてしまった。それについては申し訳ないと思ってる」

「国際結婚だから、婚姻手続きも領事館に行ったり、市役所、入国管理事務所を回ったりとけっこう大変だった。とくに入管はハナから偽装結婚と疑ってきた。年齢が離れてる上に、ボクの経歴に30年間の空白がある。そんなこんなでアヤシイと判断したんだろうね。それで仕方なく連合赤軍事件の話をしたところ、相手の態度がコロッと変わり、それからはスムーズにコトが運んだ。まさかあの事件が“葵の御紋”の役割を果たしてくれるとは思わなかったよ、ハハハ」

「出産前の超音波診断で男の子とわかってたんだ。名前は『龍一』に決めていた。中国名で『ロンイー』、これなら向こうの親族も満足してくれるんじゃないの。今の願いは龍一が元気で育ってくれることだけ。ボクが寄り道した26年8ヶ月分まで龍一には生きてガンバッて欲しいね」

この記事には、夫婦2人で写っている写真が掲載されているが、まるで親子のようだ。植垣さんは、本当に幸せそうな笑みを浮かべている。

この結婚に関しては、鈴木邦男さんも自身のHPに書いている。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2005/shuchou0627.html

また、結婚式には、政治思想的に確執してきた、あの日本のレーニンこと塩見孝也さんも出席、2人の結婚を祝福している。
http://homepage2.nifty.com/patri/column/happy_wedding.htm
posted by 死ぬのはやつらだ at 08:29| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ガンバレ左翼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おや、バロン殿、いつの間にか結婚&店舗移転していたんですな。全然、知りませんでした。
Posted by 闘うリベラル at 2006年03月31日 21:48
奥さんは、昨年のロフトの植垣さんが出るイベントにも客席に来ていたらしいですよ。

植垣さん、お子さんのためにも長生きしなくちゃ。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2006年03月31日 22:11
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