98年10月に出所した彼が、静岡でスナック「バロン」を開き、昨年、33歳年下の中国人留学生 李紅梅(リ ホンメイ)さんと、できちゃった婚したのは、ご存知の方も多いと思う。
その植垣さんが、日刊ゲンダイ3/31号のインタビュー記事にて奥さんのことと昨年10月に生まれた男の子「龍一」君についていろいろ話している。「去年の2月に(静岡市役所裏手のビル)引っ越してきたんだ。前の店は駅からクルマで10分くたいかかっただろう。その点、ここは繁華街。ウン、やっぱり違うね。新規のお客さんがずいぶん増えた。ただ、場所柄、家賃が高い。これがちょっと悩ましいね、ハハハ」
「ハハハ、驚いた? そう33歳年下。友人たちも、みんなひっくり返った。口の悪い連中には“これこそまさに犯罪だ”とか、“中国だったら、死刑じゃないか”なんてさんざんイビられたよ」
「彼女は中国・黒竜江省出身でね。3年前に語学留学生として来日し、前の店の2階に友達と下宿してたわけ。で、そのうちにウチの店でバイトを始め、日々顔を合わせてたらだんだんとふたりの距離が縮まって……。まあ、そんな流れかな。だけど、彼女に“子供ができた”って告げられたときは、さすがに心臓が止まりそうになった。こっちは一生独身だと思ってたし、彼女が“産む”といってくれたときは、本当にうれしかったよ。ただ、彼女は大学進学を視野に入れて留学してきたのに、パーにしてしまった。それについては申し訳ないと思ってる」
「国際結婚だから、婚姻手続きも領事館に行ったり、市役所、入国管理事務所を回ったりとけっこう大変だった。とくに入管はハナから偽装結婚と疑ってきた。年齢が離れてる上に、ボクの経歴に30年間の空白がある。そんなこんなでアヤシイと判断したんだろうね。それで仕方なく連合赤軍事件の話をしたところ、相手の態度がコロッと変わり、それからはスムーズにコトが運んだ。まさかあの事件が“葵の御紋”の役割を果たしてくれるとは思わなかったよ、ハハハ」
「出産前の超音波診断で男の子とわかってたんだ。名前は『龍一』に決めていた。中国名で『ロンイー』、これなら向こうの親族も満足してくれるんじゃないの。今の願いは龍一が元気で育ってくれることだけ。ボクが寄り道した26年8ヶ月分まで龍一には生きてガンバッて欲しいね」
この記事には、夫婦2人で写っている写真が掲載されているが、まるで親子のようだ。植垣さんは、本当に幸せそうな笑みを浮かべている。
この結婚に関しては、鈴木邦男さんも自身のHPに書いている。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2005/shuchou0627.html
また、結婚式には、政治思想的に確執してきた、あの日本のレーニンこと塩見孝也さんも出席、2人の結婚を祝福している。
http://homepage2.nifty.com/patri/column/happy_wedding.htm






植垣さん、お子さんのためにも長生きしなくちゃ。