北朝鮮・拉致問題:家族会方針に異議、蓮池透さんが退会
北朝鮮による拉致被害者の家族会は28日、蓮池薫さん(52)の兄透さん(55)の退会を発表した。飯塚繁雄代表らが東京都内で会見し明らかにした。透さんは、北朝鮮への制裁などを巡る家族会の方針に異論を唱えていた。増元照明事務局長は「家族会の総意を無視した(透さんの)発言が誤解を招いている。会と無関係なことをはっきりさせた」と説明した。
事実上の除名について、透さんは取材に「家族会の目的は被害者の救出であり、方法論が多少違ったとしても自由にものを言える多様性も必要ではないか。僕をやめさせることで少しでも進展すると判断されたのなら、甘んじて受けるしかない」と話した。【毎日新聞3/29】
なぜ私が変わったのか、いつがターニングポイントなのかということは一概には言えませんが、一つには救う会アレルギーみたいなものが出てきたんです。善意の裏に北朝鮮打倒という強い目的が見えたということでしょうか。ちょっと時間は前後しますが、兵本(達吉・元日共国会議員秘書)さんが佐藤(勝巳・元日共、在日帰国事業関係者)さんに訊いたらしいんです。「本当に拉致被害者が生きていると思っているのか?」と。そうしたら佐藤さんが、「死んだなんて言ったらあいつらついて来ないぞ」と答えたそうです。「なんだよ、それ。結局そういう発想なんだな」と思いました。最初からおかしいと思っていたこともあります。閣僚に会う場合も、官邸に呼ばれる場合も、必ず家族会と救う会が同列で呼ばれるんです。佐藤さんは先頭を切って入っていって、閣僚に一番近い席に座り「あんたね」って、偉そうに喋る。家族会と救う会の区別がついてない人もたくさんいらっしゃると思います。外からは分かりませんよね。救う会からすると、家族会は下部機関だと思っていたのではないでしょうか。そういう面が見えてきて、嫌になっていきました。
「拉致被害者が死んでいる」と考えているのは、田原総一郎だけではない。もと日共で在日朝鮮人を北に送り返した佐藤勝巳も「死んでいる」と本音では思っているのだ。でもそれを云ったら、彼らの飯のタネである「家族会」が逃げてしまうw
それと驚くのは、拉致被害者5人の一時帰国を「家族会」が容認していたことだ。
どういう因果かわかりませんが、弟たちが帰ってきたというのが大きいのは事実でした。我々は彼らを家族として迎えました。他の家族会の人たちは、歓迎はしてくれましたが、一時帰国という我々にとって信じられない事態を阻止することには協力してくれなかったという記憶があります。弟たちが北朝鮮当局から指示された重い使命を帯びて帰ってきたという事情を感じていたのかも知れません。弟たちを情報源として見てしまうというところもあった気がします。
(中略)
弟を日本に引き留めるのにはとても苦労しました。でも、誰も「戻ってはダメだ」とは言ってくれませんでした。中山恭子内閣官房参与(当時)が「5人は一時帰国で、ある一定期間が経てば北に戻る」と言っていましたから、皆そう思っていました。今は異論を言う人がいますが、我々は、ここで北に戻したら二度と日本に来ることができないという思いがありましたから、なんとか弟を引き留めようと努力をしたんです。そういう時に励ましてくださったのは、兵本さんや石高さん、要するに家族会の発起人だけだったんです。救う会の人も「戻ってはダメだ」とは言いませんでした。結局、親身になって協力してくれるのは家族と、友達や恩師、そういう自分の身近な関係者だけだという思いを強くしました。
弟を説得して、なんとか日本に留めることができました。約2年後には弟の子どもたちも帰国しました。そうしたら、事務局長をやめるのかどうかという話が出てきました。別に、長という立場に拘ってはいなかったので、「いいですよ、やめます」と言いました。でも、家族が戻ってきた人間がいくら救出を訴えてもまったく説得力がないというのが理由だったので、私の母も怒っていました。「いままでの活動はなんだったのですか?」と。
いまなら、嫉妬したのが増元照明事務局長だったことは明らかなことだ。反左翼であれば何でもよいというネトウヨレベルのオッサンが家族会の理事長…。
この人、飯のタネは家族会だけなんで、拉致事件が解決すれば失業となる身。
永久に解決してもらっては困るのだw
ラベル:拉致問題






救う会の欺瞞ぶりについてはもう言うまでもない。
完全に行き詰っているのに、出口のふさがれた穴倉を必死に掘り続けているのと同じ徒労感を感じる。
にしても兵本も筋の悪い知人に家族会の世話人を頼んだものである。
佐藤勝巳もかって北朝鮮を担いだ贖罪から反転し、北朝鮮憎しに凝り固まって家族会に真相は言えないのだろうが(反北朝鮮国民運動の象徴に家族会を祭り上げておく理由のひとつにせよ)あまりにもいい加減であろう。
蓮池氏の提言が活かされる日はこれで永久に遠のいてしまった。
馬鹿な真似をしたものである。
それにしても、「退会」というのは自らすすんで辞めることを指すはずですが、内容を読むと、どう見ても「除名」ですよね。
なぜ、マスコミは「退会」とウソ見出しを付けているんですかね?
09年7月6日頃の記事についての私のコメント
>昨年のオール読物に・・・立川談志の対談が連載され その中で「・・・拉致太り」と発言していた・・・さしづめ横田某氏などを指すのでしょうか。
Posted by 井上信三 at 2009年11月13日 12:50
と書いたが、増本照明氏もそうだったとは。
佐藤勝己もメシの種がなくなっては困るから、蓮池さんの存在が邪魔になったのだろう
。
それにしても立川談志という人は落語バカというか、世間の評判など全く気にしない人らしい。
>山口屋日乗08年6月28日
歌舞伎座での談志・談春二人会で・・二人が登場して口上。「歌舞伎座なんて大したモンじゃねえ、・・・「拉致太りっているだろう」(爆笑)という家元・・
これでは家族会が共産党及び共産党支持者のようではないか。
田原某の発言で家族会だか救う会側が人権侵害だとか言ったときは
「はぁ?」としか思えなかった。
しかし、蓮池薫さんの言ってる事も恨み節なのが切ないねー。
小沢皇帝と下僕たちと言った風情だからな。
それにしても、ソースが毎日新聞というのが泣ける。
右の産経左の朝日よりはマシかな。
なんか、よこしまなパワーが宿っている気がする。
それさえ掲げれば、どんな邪悪な奴でも、極悪非道人でも、正当化されて、許されるみたいな。恐ろしいよね。