【ZERO KILL!】
ゼロ戦(零戦)といえば、60年代の子供にとっての「ガンダム」であった。少年漫画誌のグラビア頁を飾り、誰もが「名機」と絶賛して憚らない戦闘機。
俺も、何度プラモを作ったことか。
その「ゼロ戦」が設計の根本に欠陥のある駄作機だったとは……
設計主務者である「堀越二郎」が、戦記雑誌の老舗「丸」に1963年から64年に執筆連載した「零戦」をまとめた「零戦の遺産」(光人社NF文庫)。
その内容は、最後まで欠陥機「ゼロ戦」をベタ褒め。自画自賛に満ちた噴飯物であった。
日本海軍が要求した12試艦戦の要求に対し、堀越は、その著書の中で言い訳をしている。格闘戦重視の軍部の要求を満たすために、軽量の非力なエンジンを採用せざるを得なかったと。
実際には、当時の日本の工業技術力が欧米に対し著しく劣っていたので、ゼロ戦は非力なエンジンを採用するしかできなかったのが真相なのだ。欧米の戦闘機が大戦末期には2000馬力のエンジンを搭載していたにもかかわらず、ゼロ戦は1000馬力を超えるのがやっとであった。
しかも、このエンジンの原型は敵国アメリカのコピーで、そのアメリカと戦争したものだから、これ以上の改良はできなかったのだ。トホホ……
堀越はゼロ戦のプロペラについて自分らが「進歩的」だったと自慢している。
「低速でも高速でも発動機の許容馬力一杯をつねに使えることは空戦性能を非常に高める。これを可能ならしめたものが、速度に応じてつねに許容回転数一杯で運転するように、プロペラのピッチを自動的に変える定回転プロペラである。(中略)日本では12試艦戦(ゼロ戦)が定回転プロペラのナンバーワンであったが、イギリスではバトル・オブ・ブリテンのときにスピットファイアに装備したのが最初らしい。空戦性能ということを重く見た日本では、設計者も用兵側の人もこういうことには敏感で進歩的であった」
堀越が自慢したゼロ戦のプロペラは、またもやアメリカのライセンス生産品! 断じて国産ではなかったのだ。しかも、採用当時、既に骨董品のしろもの。そして、堀越は空戦性能を重視した日本が「進歩的であった」と自惚れているが、それは、敵よりスピードが出ないゼロ戦だからであって、当時、欧米の戦闘機は高速化から一撃離脱戦法を採ることになっていた。速度500キロ以上では曲がらないのが当たり前だったからだ。
ゼロ戦の低速旋回能力がいくら高くても、スピードが遅くて(大戦末期には敵米英との速度差は150キロ!にも広がっている)敵にあっと言う間に逃げられれば、そんなものなんぞ何も意味がなくなる。古式ゆかしい第1次大戦時代の格闘戦にこだわり、近代戦について行けなかった日本を「進歩的」と自画自賛するとは……。
堀越は懲りずに航空機評論家内藤一郎の記事を引用し自画自賛する。
「太平洋戦争全般において、かくも零戦を精強ならしめた秘密は何か。一騎当千のわざをほこる搭乗員たちの力もさることながら、この機体特性、当時の世界のいかなる戦闘機も比肩し得ないすぐれた格闘性能、すばらしい上昇力、さらに優速、爆撃機そこのけの長距離侵攻をならしめた大航続力、世界に先がけて採用された20ミリ大口径機関銃の威力など、一々数え上げればきりがないほどである」(雑誌「丸」「零戦に象徴される名戦闘機の威容」)
よくもまあ、こんな煽て記事を引用したものだ。
ゼロ戦の「大航続力」は、日本軍らしい人命軽視の賜物なのである。被弾しやすい主翼内に燃料タンクを碌な防弾もしないで配備したから航続力を伸ばすことができたのだ。欧米の戦闘機はもちろん主翼に燃料タンクなんぞ装備しなかった。しかも、巡航速度が米英より100キロも遅い時速200キロという低速なのだから、燃費がよくて当たり前なのである。
「世界に先がけて採用された20ミリ大口径機関銃の威力」なんぞは大嘘である。
20ミリ機関砲は、1930年代前半にしてフランスのD.500系統がエンジン下に装備した戦闘機として設計されているし、実戦での使用に関しても、スペイン内乱でHe112の一部が20ミリを装備して使用している。しかも、どちらも日本に参考輸入されているのだっ!!
そして、この20ミリも設計は国産ではないっ! スイスの骨董品をライセンス生産したもの。この20ミリ機関砲は、もともと爆撃機迎撃用に搭載が決定されたのだが、その遅い発射初速からくる威力不足で、重爆を撃墜することはほとんどなかった。しかも、 弾数が少ないために、わずか数秒で全弾撃ちつくしてしまうシロモノ……。
零戦の持つ、構造的な欠陥は「一々数え上げればきりがないほどである」のだ。このような、空飛ぶ棺桶に乗らされ死ななければならなかった「若者」。あの世で「堀越二郎」はどう償っているのだろうか……。
詳しくは、「旧日本軍弱小列伝」http://www.luzinde.com/「空飛ぶ納屋の戸 零式艦上戦闘機」http://www.luzinde.com/meisaku/zero/1.htmlをご覧あれっ。






とにかくブローニング銃はかなりのすぐれものだったそうですね。
ただ日本軍の一部の優秀な零戦パイロットにかかれば戦争末期、本土防空戦において性能に優る米軍機を多数撃墜した、という話も聞いております。
いずれにしても国力、技術力の違いはもとより人的損失まで配慮した米軍に最初から勝てる訳がありませんな。
大体、軍オタがいくら細かい間違いを指摘したところで、零戦がトンデモな物体だったという結論は変わらないわけで・・・
「お題バトン」というのが回ってきましたので、ご迷惑承知でまわさせていただきます。
スルー歓迎ですんで、よろしくお願いします。
零戦の改良をしなかったり後継機をまともに作らなかったり
最後には特攻と言う戦闘よりも大きく人道を外れた行為を
計画する軍の方にも問題があったと思われる。
国民の苦しみを無視した天皇も異常。なぜあの時
死刑にしなかったのかが疑問に思う。
>>@@ぱちくりん
それを実際に太平洋・第二次戦争の元兵士達に言ってみろ。
誰もやりたくて戦争はやっていなかった。(国家はどうか分からないが・・・)
それなのに強引に戦場へ連れ込まれ
何人もの人を殺し、戦後も罪悪感に心を締め付けられ
生活する人間に感謝すると言うのはあまりにも失礼ではないか?
それ、坂井三郎さんが広めた俗説です。米軍のパイロットも20mm砲の威力は認めていますし、多くの零戦パイロットも有効であったと言っています。また、坂井氏の主張もどちらかというと弾薬の搭載量の方を問題にしています。あと、陸軍と違い、海軍では12.7mm機銃は存在しません。
>>亜凡怠夢さん
ブローニングM2は航空機用機銃としてはかなり重く、日本のホ-5という20mm機関砲に匹敵する重さです。優秀な機関銃ですが、重すぎるという欠点があります。
あと、細かいミスではなく、このサイトは致命傷だらけです。
中編で、巡航速度が低いからゼロ戦は屑みたいなことが書いてありましたが、最強のレシプロ艦戦と言われるF8Fも巡航速度は200km/h台ですし、F6Fもまたしかり。艦載機は巡航速度が低くなるのは一般的な傾向で、欠陥でも何でもないです。
ここで引用されている分では、航続距離は低速だと伸びるとかそんなことはありません。機体ごとに燃費の良い速度があり、前述の通り、艦載機はその速度が低い傾向にあります。
>>重爆を撃墜することはほとんどなかった
いいえ、開戦当初からB17などを多数撃墜しています。というより、かなり早い段階でB17を撃墜していることが坂井三郎氏の証言でありますし、米軍の記録もあります。
エンジンがコピーというところですが、これはちとエンジンの知識がないと実感がもてないので、納得できない人が多くなると思いますが、栄はダブルワスプのコピーではありません。構造を参考にはしていますが、ダブルワスプより直径を小さくし、さらに軽量化を行っています。空冷エンジンの直径を縮めるのは非常に技術がいるのです。
と書いていますが
人命を軽視した設計になってしまったのは
長時間の滞空能力と大火力などを非力なエンジンで実現するのに装甲をはずさなくてはならなかったからです。
最初から人命を軽視していたわけではありません。
陸軍の隼を調べれば日本が当時人命を軽視していたなんて言えませんよ
ありゃ、出鱈目もいいとこだぞ。
他人を貶めるなら、もっと資料を当たれよ。
教えれるわけねー。
あとのHPもまー米国側のカバーが多いけど。
実質ゼロは最強でも名機の凡庸性はない。
それも今の今までってか今でも
ゼロ最強!日本軍最強!
アメリカとは少数精兵で戦い、物量差でしかたなかった!!!
同数なら日本勝利!最強!っていうのが
ネットでは基礎であるんだから。
そもそも基礎工業力が低くて
当時の先進国より高性能機が作れた!
ってのは単なる妄想。
今の車業界の状態が戦前から始まってたと思ってる馬鹿。
50,60年代の日本製は安いけど信頼におけない製品。
ようは今の中国みたいなもんだ。
二次大戦に遙かに高い工業力があるなら
これはないわけ。
ゼロ戦の当初の低速低空におけるドッグファイトの高性能さは否定しないよ。
F4Fじゃドッグファイトがじゃ勝ち目ない。
ただ名機とか最強とかから外れた
かなり尖った戦闘機。
露骨に弱点があり弱点をつかれたらどうしようも無くなってきたしな。
これが名機、最強とかいうなら基準がナショナリズムに染められてるだけ。
日本の国力の限界だったのであり
零戦が良くも悪くも、当時の日本人の感性を象徴するモノにもなってしまったと言うことですね。
負けるべくして負けたんですね。
確かに他に名機は作ったけど、主戦力たり得ないモノばかりだし。
ってか、ブログ主さん全て判った上でわざとやってるでしょ?(苦笑
意地悪な人だな〜。
バカの東条が何もしないという選択ばかり
したせいでいつの間にか打つ手がなくなつた→戦争ということなのです。
そして設計者というのはたとえどの様なものでも心を込めて作りますそれを欠陥機
と言うのはいささか無礼な気がします。
当時の日本の技術力の制約の中で奮闘した技術者の仕事をよくもまあここまで悪し様に言えるもんだと感心した。
俺もゼロ戦が世界最強無敵だとは思っちゃいないがブログ主にはエンジニアへの敬意がまるで欠けている。
アメリカ側とかもハ25をホイットニーの1000馬力級エンジンのコピーだと主張しているが、ハ25はそれよりも直径が小さく、空冷エンジン設計の重要ポイントのひとつである空気抵抗の軽減が計られており、単純にコピーと片付けるには無理があるね。あなたは在日アメリカ人ですか?
旧日本軍弱小列伝で零戦はコピー?
翼の付け根見てみろよ。ここは速度に大きくかかわります。
てかしょうがなくね。そもそも格闘戦と航続距離・速度のどちらが大切かはっきりしなかったんだから海軍のごえらいさんが。
責める場所悪くないか?零戦に悪いところがあるのはせいぜい無線。いつまでも最強とわめいていた海軍が悪いんだ。古い機体と新しい機体の年代差が3年違うと2倍新しい機体のほうが強いといわれている零戦は時代に翻弄されただけであり、欠落機じゃないよ。
大戦初期の戦闘機は皆大体それぐらいだけど、そんな馬力じゃ何かを犠牲にしなければ何もできないふぬけた戦闘機にしかならないから、
ある程度名機と呼ばれたのはどこかを切り捨てた妥協の産物ですよ。零戦に限らず。
妥協の産物だから、より高性能のエンジンなんか積めないし、それ以前に日本にはそんなエンジンは無い。金星は高空での性能低下激しいし、誉は実用信頼性皆無だし。
結局戦闘機の性能なんてエンジン次第なんだから、1500馬力液冷だ2300馬力空冷だのを万単位で作れる相手と比べるだけ無理って話
武装についていうと、12.7oじゃB17やB24は落とせませんよ。陸軍はそれで散々海軍にバカにされてましたしね。
まあ所詮1000馬力の機体に積める武装で色々な相手と戦うことを想定したら、装弾数のやたら多い7.7oと少ない20oは普通にありな武装です。実際Bf109E-4がほぼ同じ武装ですよね。20oもエリコンだし。
まあ何て言うか、前提条件無視して金持ちかつ基礎技術と工作精度がまるっきり違う相手の後発機と競わせればそりゃあ何とでも言えるわなと。バッカじゃねーの
で、一番バカなのはそもそも戦争始めた旧日本軍上層部ってことでいいの?
中国への妄想と与太話に取り付かれた
ルーズベルト
今の日本だと鉄鉱石から作る方がコストが安いんだけど
鉄鉱石から鉄を作るには巨大な設備投資のかかる高炉という炉が必要なんで
設備投資をする金が無いなら鉄屑をリサイクルする方が民間の小さい炉でもできて遥かに楽
そんな感じだから戦前の日本の高炉は官制の巨大炉2つで日本の生産量のほとんどを占めていて
それだけじゃ全然足りないから民間の小型炉ではアメリカから大量の鉄屑を輸入していた
これじゃいかんと日本政府も貧乏な中から何年もかけて、民間の製鉄会社が高炉を建設したり、
小型炉も新型に換装することに補助金を出すことを目的とした予算を、どうにかこうにか捻り出したのに
バカが日中戦争始めちゃって、その予算を食い尽くした
おかげで鉄屑が無いと鉄がまともに作れないという貧弱な生産体制のまま、
鉄屑の3/4を輸入してたアメリカと戦争ですよ。アホとしか言いようが無い
結局戦後もその体制のままだったのがコストに反映して、鉄が欧米の1.5倍の価格だったから
普通だったらどうにもならなかったんだけど、朝鮮戦争でそんな鉄でも飛ぶように売れたから
それでようやく、民間製鉄会社が自前で高炉作ったりその他の炉の換装したりして
やっと50年代に他の工業国並みになったってのが事実なんだよね
↑こんなんで戦争しようとする奴よりアホなのはいないよ。ルーズベルトは確かにアホだがその百倍も日本陸海軍はアホでキチガイだ
中国への妄想と与太話に取り付かれた
ルーズベルト
ふむ。それでルーズベルトはどういう政策をとれば、馬鹿じゃなかったのか教えてほしいな。
親米の中国人指導者に肩入れするのは当たり前。
そいつらが外国を叩き出して自由市場を増やしてくれれば中国の膨大な市場で、
世界最高の生産力と高度な品質を誇るアメリカ製品売り込み放題。
競争相手はバッタ屋みたいな低品質の軽工業品をダンピング値段で売りつけてくる日本ぐらいしかいない。
むしろそうやって(自分の支配下以外の)中国を最大の商品販売相手にしてるくせに
武器持ってそこと戦争する奴の方が頭おかしい。
しかもその戦争の戦費で首が回らなくなり、原料の輸入国(アメリカ)にも嫌われるとかバカが過ぎる。
もっと言うとそこまでして手に入れた植民地を国民から血税搾り取って超赤字経営してるんだから
バカはまず国民に謝罪しろと
そもそも敵を倒せない、攻撃力のない兵器は無用の長物だから、防御を捨てざるを得なかったそうです
もともと万能戦闘機を作るような設計、技術力の余裕がなかった以上、一応は「使えた」ゼロ戦は「日本軍にとっての傑作」ではあったのかもしれませんね
ただ米英独なんかの一流戦闘機と比べてしまうと見劣りするのはその通りだと思います
ただ、日本には時代に合わせて抜本的にアップデートする余力も、
後継機を間に合わせる余力も無かっただけ