
田原はリクルート事件捜査を取り仕切った、敏腕検事として紹介していたが、熱心な『噂の真相』読者であったなら、ドス黒いスキャンダルの持ち主だったことを忘れてはいないだろう。
宗像は、かつて福島県を拠点にミニ政商と云われた極めて問題のある小針暦二という人物からリンゴ箱を送られたことを『噂の真相』に書かれたことを根に持ち、特捜部として異例の「名誉棄損」で『噂の真相』を訴えたのだ。
『噂の真相』はさっそく報復取材をして、宗像のドス黒いスキャンダルを握り報道した。
このスキャンダルとは、宗像が30年来の親友と公言するS弁理士を通して知り合ったパチンコ業者らとベトナムへ大名接待旅行に行っていた事実を告発したものだ。宗像とこの弁理士Sは同じ福島県出身で中央大学でも司法試験を目指す「中大真法会」のメンバー同士でもあった。問題は、この弁理士が何回も逮捕歴のある札つきの事件屋であり、暴力団や右翼との関係も取りざたされる裏世界ではかなりのワルとして知られる人物だったことだ。宗像は、このS弁理士ともどもベトナム接待旅行以外にもパチンコ業者らから赤坂の韓国クラブや銀座の高級クラブ、豪華な食事やゴルフ接待まで受けていたことが判明した。ベトナム接待旅行中の宗像の写真や接待の領収書という動かぬ証拠と関係者の決定的証言を入手した完璧なスクープだった。もし検察に自浄能力があるならば、宗像は収賄で逮捕されるか、懲戒免職に相当する案件である。
現役の特捜部長の行動としては、あってはならないパチンコ業者による接待漬けという汚れに加えて、あってはならないダーティーな人脈、交友関係といわざるを得ない。しかも、この記事が掲載された直後、宗像は「こんなことなら岡留を在宅起訴ではなく逮捕しておけばよかった」と周囲に嘯いたという。
(中略)
さらに、宗像には女性関係の疑惑もあった。マスコミ好きで知られる宗像だったが、自分の気に入った女性記者に集中的に情報をリークしていたのだ。女性は在京のテレビ局記者だったが、いつも宗像の傍らにはこの女性記者が控えており、このテレビ局は特捜部絡みのスクープを連発していた。各社の司法記者の間でも〈宗像が特別にリークしている〉としきりに話題になっていた。この情報を入手した『噂の真相』はさっそく張り込みを開始、この女性記者と宗像とのツーショット写真の撮影に成功して、特捜部長の目に余る私情による特捜部情報リークに警笛を鳴らしたのだ。
こんな人物が公権力を握り、私憤によって自分の意に沿わないメディアに対し刑事罰を発動する。それだけではおさまらず、宗像はその後赴任した滋賀県大津市や群馬県前橋市の図書館に置いてあった『噂の真相』を無理やり撤去させるという子供じみた行動までとっている。そこには反省のカケラもなく、権力を笠に着た卑劣な人間性が見事なまでに滲んでいる。
(岡留安則著「『噂の真相』25年戦記」より)
ちなみに宗像がリンゴ箱を貰った福島の政商・小針暦二とは、戦前から詐欺、公文書不正不実記載、有価証券偽造などで有罪を受け、戦後も食管法違反や贈収賄事件に関与したこともある札つきのワルだ。
特捜部長だった宗像が、本来なら捜査対象となる連中と付き合っていたとなると、東京地検特捜部というものがいかに腐敗しているか…検察腐敗の一端を物語るものだ。
ところが宗像はなんのお咎めも無く、最後は名誉職の名古屋高検検事長に就任し、無事退職している。
業者から大名接待を受けていた悪い奴が、テレビにしゃしゃり出て「小沢さんには収賄の疑いがある」などと、さも正義感ぶって発言している。
検察権力を手にしていた宗像が、倒錯した人間性をフルに発揮し、相変わらず反省なき厚顔無恥な人生を送っているのだ。こんな検察なのだから、これからも冤罪を生み出し、自分らに都合の悪い情報はマスゴミをコントロールして封印していくのだろう。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2010/01/post-5169.html
元特捜部長が「検察は目茶苦茶」と批判
「元特捜部長が『検察は目茶苦茶』と批判」(世田谷通信)
1月17日に放送されたテレビ朝日「サンデープロジェクト」で、「小沢氏VS東京地検特捜部」と銘打って民主党の小沢一郎幹事長の問題を取り上げた際に、元検察官の郷原信郎弁護士が「反検察」の立場で発言をしていたのに対して、元東京地検特捜部長の宗像紀夫氏は一貫して特捜部のやり方を擁護する発言を続けていた。しかし、番組終了後に、宗像紀夫氏がジャーナリストの大谷昭宏氏に対して「私も実はあなたと意見は同じなんですよ。今回の検察のやり方は全く目茶苦茶です」と語っていたことが、ジャーナリストの高野孟氏の報告で分かった。放送中、宗像紀夫氏は、黒だと思った相手を立件するためなら、見込み捜査や別件捜査も構わない、別件逮捕で身柄を拘束してから厳しい取り調べで自白させればよい、というような主張を繰り返し、現在の特捜部のやり方を擁護し続けた。しかし、番組終了後に、放送中の発言を一転させて、現在の特捜部のやり方を「全く目茶苦茶」だと批判した宗像紀夫氏を見た高野孟氏は「ここで郷原と一緒になって検察批判をしたんでは番組として成り立たないという判断だったのだろう」と感想を述べている。放送中の宗像紀夫氏の発言が、番組プロデューサーの指示によるものか、本人の判断によるものかは定かではないが、少なくとも元東京地検特捜部長という肩書きの人物が、現在の特捜部のやり方を「全くの目茶苦茶」だと見ている事実は非常に重いだろう。この「小沢氏VS東京地検特捜部」は、24日の「サンデープロジェクト」で第2弾が放送されるが、視聴者はテレビから流れる情報だけを鵜呑みにせず、こうした「テレビの裏事情」も推測した上で放送を観るべきだろう。(2010年1月24日)
自ら、自首して法の裁きを受けるのなら別ですがねW
http://netallica.yahoo.co.jp/news/108668
って、なんで、ブログを書くひとが、常に神様みたいに裏ネタを全部なんでも知っていることを要求するかなあ。いったい何様のつもりなんだろう。
そもそも、公の発言と裏の発言が正反対というのを二枚舌という。
番組で言っていたことと終了後の発言が正反対というなら、金のためなら何にでも迎合して、心にもないことでも公言する、この宗像という人間の卑しさを示す指標しかないでしょう、