2009年08月10日

在日米軍には核搭載艦なんぞないのに「お笑い非核三原則」

最近、冷戦時の在日米軍による核兵器持ち込みの密約が外務省関係者により明らかにされ、御用評論家の田原総一郎もサンプロで追及するようなことになっている。
北朝鮮への核抑止のために米海軍による核持ち込みを許そうという議論が、自民党や威勢だけ強いタカ派議員に出ている。

非核三原則 社民に配慮し軌道修正 鳩山代表、ぶれた印象も

2009年8月10日 07時13分

 民主党の鳩山由紀夫代表が九日、非核三原則の法制化を検討する考えを示し、これまでの慎重姿勢を軌道修正した。衆院選後の連立をにらみ、法制化を求める社民党などに配慮したためで、軌道修正自体は評価する声が出ているが、発言がぶれた印象も与えており、「連立パートナー」への気遣いが裏目に出る可能性もある。 (西川裕二)

 鳩山氏は九日、長崎市内で記者団に、法制化を検討する理由について「社民党の強い要望だ」と強調した。

 法制化を求めていた社民党の福島瑞穂党首は六日、鳩山氏の慎重姿勢に「法律ができることが大事ではなく、三原則が真の意味で担保される現実をつくることが重要だ」と、法制化にこだわらない姿勢を示したが、鳩山氏の軌道修正に対して九日、「新政権で法制化したい」と歓迎する意向を表明した。

 とはいえ、鳩山氏は六日、広島市内で記者団に「法律にすれば逆に、政府が代わると力関係の中で、曲げられてしまう可能性がある」と、法制化に慎重姿勢を示していたばかり。たった三日で発言を変えたことになる。(東京新聞)


信頼できる軍事評論家の田岡俊次氏によれば、右も左も「米軍は日本に核を持ち込みたがっている。日本が許せば核搭載艦が寄港する」と誤解している、と論破されている。

なぜなら核搭載艦なんぞ日本に寄港することはあり得ないからだ。

以下、アエラ8/10号より。


現実には冷戦終了後の1991年9月27日に当時の先代ブッシュ米大統領が核削減声明を出し、空母、攻撃原潜(対艦船用)、巡洋艦、駆逐艦などから核兵器がすべて撤去され、93年までには核付き「トマホーク」巡航ミサイルも配備をやめている。米海軍で核を積んでいるのは14隻の弾道ミサイル原潜だけで、太平洋岸ではワシントン州バンゴールに8席がいるが、交替でアラスカ沖で待機しており、日本に寄港する可能性はまずない。
核任務に専念する弾道ミサイル原潜は別として、他の潜水艦、空母、水上艦の乗組員にとって核兵器は厄介者だった。万一奪われたり、勝手に使用する馬鹿が出ては大変だから、実弾を込めた銃を持つ海兵隊員を常に弾薬庫の警備につけ、核安全士官を乗せ、毎月一回は種々の核事故を想定して演習をしていた。他の任務、訓練で忙しいのに、まず使うことのない核に人手と神経を使うのはくだらないから核撤去は大歓迎された
以来18年、当初陸上で保管された核兵器は大部分が破棄され、士官のほとんどは核事故に対する訓練もしていない。韓国からも核兵器はすべて撤去され、欧州に残っていた核爆弾も今年中になくなるはずだ。いまどき核搭載艦の寄港を論じるのはトンチンカンだ。「そうしないなら、日本は核武装するぞ」と米国を脅しでもしない限り現実性はあるまい


まったくもって、右も左も軍事オンチの政治家による失言には困ったものだ。
国体を守りたいなら、憲法9条を守りたいなら、最新の軍事知識が求められる。

田母神のような国賊をトップに据えた自衛隊も含めて、この国の国防認識の低さには唖然としてしまうのだ。

在日米軍駐留費用や自衛隊運営費は我々の税金で賄われている。国民の意識も高まって欲しいものだ。


posted by 死ぬのはやつらだ at 21:35| Comment(7) | TrackBack(1) | 悪の帝国アメリカ・日米安保という虚構 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 というより、右も左も結局は“核抑止力”を信じて茶番に一役買ってたということにもなるんじゃない? まったくオメデタイですね。
 俺はそれより、イラクに参戦して劣化ウラン弾をどんぱち撃ちまくり、そのくせ横須賀に核疑惑艦船が寄港したからと地域エゴだけで反対してるノー天気に腹が立つ。いっそほんとに核搭載鑑寄港、ミゾーユーの事故で核汚染してこんな腐れ日本滅んでしまえばよほどか世界のためになると思うよ。
Posted by 本間康二 at 2009年08月11日 01:31
これまた田岡元帥の受け売りですが、

そもそもIAEAは旧連合国(国連の常任理事国)が旧西ドイツと日本の核武装を阻止するために作られた組織。
だからIAEAの査察では、日本はずっと要注意先だそうです。

なので、日本の核武装化は、そもそもアメリカが許さないだろうし、核武装するならアメリカと一戦交えてまでするのかと。
って、この流れは前の戦争と同じような・・・。

そういえば、日曜日のNHKスペシャル(でしたっけ?)。海軍OBの反省会テープから開戦までの経緯を検証してましたが、見ていて力が抜けてしまいましたよ。
官僚ってのは、自分たちのことしか見えていなくて、アホな決断をするのだなと。

田岡元帥も、CS朝日ニュースターで自衛隊の幹部は本当に平和ボケしているとか、頭の中が1990年の冷戦終結で止まっているとか、ボロクソに言ってますわよ。
Posted by ぽんざれす at 2009年08月11日 07:39
サンプロのスポンサー、APAでしたよね。
Posted by katute at 2009年08月11日 13:19
いくつかコメントに突っ込みを

>在日米軍には核搭載艦なんぞないのに

本当にないかどうか、疑問に思いますし、今はないから過去の持ち込みOKって訳にもいかんでしょう。
(また、有ろうとなかろうと非核三原則の法制化はよいことだと思うが)

>イラクに参戦して劣化ウラン弾をどんぱち撃ちまくり、そのくせ横須賀に核疑惑艦船が寄港したからと地域エゴだけで反対してるノー天気に腹が立つ

無茶苦茶な暴論ですな。
(そもそもマスコミがきちんと報道しないこともあって、それほど、寄港反対運動が盛り上がっているようにも思えんが)

>官僚ってのは、自分たちのことしか見えていなくて、アホな決断をするのだなと。

あの戦争は、政治家や財界人も推進したので、官僚だけのせいにするのはいかがな物でしょう?
(なお、私はそのNHK番組を見ていません)
Posted by bogus-simotukare at 2009年08月11日 20:28
横須賀の原子力空母反対の市民運動は、デモの様子を見たことあるけど、自作の歌を歌って行進する姿には引いたなぁ。
あれじゃぁ、誰も賛同なんぞしないと思うよ。
Posted by やつらだ at 2009年08月11日 22:28
 実は核兵器は軍事戦略上は、すでに陳腐化しているとの説が二十数年前から一部で唱えられています。

 そもそも核兵器が開発された理由は、大きな破壊力がある兵器が必要だったからで、大きな破壊力は命中率が悪くても確実に目標を破壊できる為に必要とされました。

 国家間の戦争は、外交で決着が付かない問題を武力で相手にダメージを与えて力で解決する事が目的ですが、もし相手の国を核兵器で消滅させてしまったらどのような事になるでしょうか。

 戦争は領土や利権、主権などの交渉で解決できない事項の解決手段ですが、「オーバーキル」と言うらしいのですが、相手を破壊し過ぎた場合、もう地上に相手がいないのですから、問題解決も何もありません。

 そのような事になった場合、消滅させた方も国際社会から大きな批判を浴びることとなるだけではなく、新たな攻撃の対象とされかねません。

 結局、問題解決どころか、問題の拡大にしかなりません。

 良く考えてみると、現代の国家と国家の間の戦争は、相手を破壊しすぎない事が前提になっている事が分かります。

 核兵器は攻撃目標を最小限の戦力で効果的に破壊する事を目標に開発されましたが、近年においては精密誘導兵器が大幅に発達しました。

 精密誘導兵器は通常爆弾でも、軍事的には核兵器に取って代わる程の効果を持ちます。

 精密誘導兵器を大量に保有する近代国家間の戦争は悲惨です。

 第二次世界大戦当時の兵器の命中率は約10%前後と言われており、10発撃って、当たるのが1発程度では、確実に相手を破壊する事はできません。

 ところが、巡航ミサイルをはじめとする精密誘導兵器の命中率はどうでしょうか。

 カタログスペックでは、その命中率は60%〜90%程度と言われています。

 つまり、撃てば大体(必ずと言っても良いでしょう)当たると言うことです。

 これは現代戦が「極端な消耗戦」となる事を意味します。

 先進国同士が正面戦争を行なった場合、戦端が開かれてから数時間〜数日で地上に存在する重要な施設や工場がことごとく消滅すると言う事です。
 
 撃てば当たるのですから、航空機や戦車、戦闘艦を戦争が始まってから作っても間に合いません。
 
 ですから先進国同士の現代戦は精密兵器を大量に持っている方が勝つと言われています。

 つまり精密誘導兵器を大量に持っていることは核兵器を所有している以上に抑止力としては有効なのです。

 兵器の在庫が沢山ある方が勝つと言われています。

 在庫が沢山あれば、必要な時に、必要なだけ破壊することができます。

 あくまでも通常兵器なのですから、使用できない事はありません。使用して批判を浴びることはありません。

 核なんか無くても相手の中枢部は確実に破壊されます。

 自国が核兵器なんか使わなくても、あるいは持ってなくても、相手国の中枢部や産業、発電所、ダムなどの重要なインフラに致命的な打撃を与える事ができます。

 手間と費用がかかる上に管理もしなければならない核兵器は軍事的にはすでに陳腐しているのですよ。

 これでは先進国間の戦争なんぞ起こりようがありません。

 金持ちケンカせずなのですよ・・・・・・・本当は。

 では、貧困国はどうするか・・・・・精密誘導兵器なんかもってないから、核兵器を作って「オメエの国を消滅させてやる」と悪ガキみたいに脅迫、恫喝するしかないでしょう。

 この場合、悪者になるのはどちらか???

 言わなくとも分かりすよね・・・・・・・・・

 ならば、考えられる戦争の形態ってのは何なんなのでしょうか。
 発展途上国間の紛争、ゲリラ戦、こういったものしか無いと思われますが・・・・。
Posted by ミスター第二分類 at 2009年08月16日 01:55
『北朝鮮と台湾の関係』 核廃棄物

核開発などで何かと話題に上る北朝鮮と台湾の以外な関係をまとめてみましたので
ご参考まで。

 http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm

 http://72.14.203.104/search?q=cache:Dgo-61n9W8sJ:nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm+%E6%A0%B8%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E3%80%80%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%80%80%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=2
 
  日本財団 図書館
  1997/06/10 世界週報

  必ずしも足並みがそろわぬ米側の対応

  加えて、四月一二日、李登輝総統は、イギリスの賓客との会見の中で、
  北朝鮮問題とそれに関する台湾の対応策に言及したといわれる。
  だが、かねてから話題となっていた台湾の核廃棄物を北朝鮮で処理する問題については、
  既述のギングリッチ米下院議長ですら李登輝総統との会見で抑制を促したもようである。

 http://ritouki-aichi.sblo.jp/article/31540733.html?reload=2009-08-27T15:15:16
  愛知李登輝友の会ブログ
   2009年08月23日
    のコメント欄をご覧ください
Posted by おなか一杯 at 2009年08月29日 14:01
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