云いたいのは、政府は完全に8人がいない事を知っている。なのに生きていることを前提で、交渉しないことが交渉だと云い放っている。つまり麻生さんをはじめ皆嘘つきであることを申し上げたい。
あるシンポジウムにおける、ある有名な自民党政府寄りのジャーナリストA氏の発言だ。彼は、このシンポジウムの傍聴者として会場に来ていた。
席は俺のすぐ近く。
具体的な氏名や、シンポジウムの主催者のことは事情があって書けないが、俺がこの耳で聴いてきたことだ。
A氏は、この発言の後に娘さんと思われる秘書の方と会場を後にした。
彼はソースを明らかにしていないが、たぶん外務省の役人がA氏にリークした情報だろう。
外務省はA氏を利用して世論の反応を見極めたかったのだろう。
拉致された日本人が死んでいるという情報を、現実として受け止める国民が多ければ、外務省は8人全員の死亡を公的なものとして発表したはずだ。
しかし、世論はまたしてもあからさまな感情に流され、冷静な判断をすることができなかった。
悔しいが、ホンカツの云うところの「日本人メダカ民族論」がまた立証されたことになる。
外務省は責任をA氏に押し付け、知らぬ存ぜぬをきめこんでいる。
8人が死んでいるのを知っていながら、「拉致被害者の全員の帰国」が前提となっている日本政府の対応。
これが事実なら北朝鮮が日本を相手にしない理由も理解できるだろう。
拉致問題は、小泉訪朝で金正日が謝罪し、日本政府も認めることになったが、それ以前、日本の公安関係者は北による拉致作戦を知りながら、見す見す逃していたはずだ。
70年代は反共対策として公安関係の予算はたっぷり有、人員も余裕の体制であった。ましてや朝鮮植民地時代に中野学校や特高警察のエリートとして、優秀な人間が配置されていた時代だ。
拉致を知らなかったというのはあり得ないことだ。
会場では右派論客のB氏が、70年代に警察が拉致犯罪を見逃している現場を自衛隊諜報関係者が双眼鏡で目撃し地団太を踏んだことが三島由紀夫によって証言されていたことも披露していた。
真偽のほどはわからないが、どうすれば拉致問題が解決されるのか、もっと冷静な判断が政府にも国民にも求められるのではないかとあらためて感じた。
この項つづく






あのへんが生きていたってこと自体超ビックリだったわけで。
他の被害者は生存してないのがデフォルトでしょう。
昔、宮崎学氏が言っていたように、
北で何故彼らは生き延びられたのか・何をしてきたのかを
本気で検証する時が来たのかも知れませんな。
さすがに生き死にの言及はしていませんが、まあ脳裏をかすめたことはあるのかもしれません。
身内にとっては認めたくはないことですが。