「不当決定」と弁護団 御殿場の少女暴行未遂静岡新聞04/16 07:47
御殿場市で2001年、少女に乱暴しようとしたとして当時16―17歳の元少年らが強姦(ごうかん)未遂罪に問われた事件で、最高裁は15日までに元少年5人の上告を棄却し、いずれも有罪とした東京高裁判決が確定する見通しとなった。元少年らや家族、支援者たちは「最後の希望も裏切られた」と不満をあらわにした。
決定は弁護側の上告趣意について「単なる法令違反、事実誤認の主張であり上告理由に当たらない」と退け、「事件当日は雨で野外での犯行は不自然」と降雨記録に関する新証拠を提出するなどした弁護側の主張には一切言及しなかった。
弁護団の鈴木勝利弁護士は「門前払いに等しい不当な決定。物証がないのになぜ有罪か、合理的な理由を示さない姿勢は危険であり、自白偏重の傾向を招きかねない」と批判した。
元少年らはいずれも社会人となった。決定の通知を受けて「前向きに生きるしかない」と声を掛け合ったという。実刑判決の4人は近く収監される見通し。
物証がなく被害者証言が起訴の柱となっている点で、法学者の間では14日に最高裁が無罪判決を言い渡した痴漢事件との類似性を指摘する意見が出ている。荒木伸怡立教大大学院教授(刑事法学)は「無罪判決は物証なくして有罪にできない、という基本原則を重視した。逆に本件は降雨データなど被害証言と食い違う証拠があるのに、証言や自白が重視された。判事の間で意見の差異がうかがえる」と疑問を呈した。
御殿場事件の詳細は↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E6%AE%BF%E5%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6
御殿場事件まとめサイト
http://f13.aaa.livedoor.jp/~hiroppe/gotenba/gotenba.htm
今回も、結局御殿場署での自白強要による明白なでっち上げは問題視されなかったし、被害者証言の矛盾もスルーされてしまった。
これは、すでに容疑者とされた半数の少年が少年院にて刑期を終えている事件であったため「逆転無罪」は裁判所と警察・検察のメンツにかけても出せなかったというのがホンネだろう。
無実の罪で服役する若者の気持は如何ばかりだったのか?
服役する1年6か月の間に、けっして偽被害者である女性に対し殺意を抱かないよう希望してやまない。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=lang_ja&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja:official&hs=A2k&q=%E5%BE%A1%E6%AE%BF%E5%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6+%E4%BA%95%E4%B8%8A%E3%81%95%E3%82%86%E3%82%8A&revid=161863767&ei=ghrnSYvXDoTi7APvtMzdAw&sa=X&oi=revisions_inline&resnum=1&ct=broad-revision&cd=1
来月から裁判員制度による裁判が開始されるが、国民は警察・検察によるねつ造を見破ることができるだろうか?
今回の事件の場合、容疑者の少年たちは所謂ワルであったわけだが、民度の高い我が国民は、裁判が開始される段階でワル→犯人に違いない、という短路的な感情で冤罪に加担してしまうような気がするのは俺だけ?
天候や被告のアリバイ等、自分に都合の悪い証拠がぞろぞろ出てきたら「ごめんなさい。別の日でした」って言うなら、最初から裁判やり直すのが普通でしょう。
やはりビンボー人に残された手段は革命しかないのかなあ。
舞鶴の事件、ベスト電器などの郵便法違反事件も合わせ、
偉大なる首領
内閣官房副長官漆間巌同志、検事総長樋渡利秋同志、警察庁長官吉村博人同志、警察庁刑事局長米田壮同志万歳!
ジークハイル!
何だか75年前のドイツ・オーストリアをほうふつさせますね。
最初に証言した犯行日時には、「出会い系サイト」で知り合った男性と会っていたんだよね。
そのことを容疑者の家族が突き止めて、裁判にはその男性も証言した。そうしたら女子高生は「間違っていました」と犯行日を変更した。
それが異例中の異例で裁判官が認めてしまったんだ。
少年たちの自供している犯行日とは違っているのに、そのことは全く問題にしていない。
早い話が死刑ではないので、容疑者たちには「すまないがメンツがあるので我慢してや」というのが事実なんだと思うよ。
漆間元警視庁長官の意向はあったかもしれませんねぇ。
とりあえず、明日御殿場で開かれる元少年達の支援集会へ行って来ます。それにしても、母親にデタラメな言い訳をした少女の話をそのまま受け、後は警察・検察・裁判所のお決まり冤罪製造パターンで、元少年達の人生を翻弄していることには憤りしか湧いてきませんな。先の痴漢冤罪で最高裁で無罪判決を受けた人の言葉を借りれば、「人の人生を何だと思っているのか!」ということですな。
この事件で思い出したのは、フジテレビの番組で紹介された事件です。内容はうろ覚えですが。
ある会社の社長が取引先の家に行きました。
取引相手は外出中で、玄関で待っていると奥さんがお茶を出してくれました。しかし待てど待てど取引相手は帰ってこなかったので、社長は家に帰りました。
その夜、取引相手から電話がかかってきました。ですが電話の内容は耳を疑いたくなる内容。
電話に出るなり取引相手は怒鳴りつけてきました。「俺の妻を襲ったな!」
社長は訳が分かりません。当然です、取引相手の妻に手を出した覚えは無いのですから。
しかし翌日、警察に捕まります。
取調べは当然一方的な自白の強要。「襲ってない」と言った所で聞き入れられるはずも無い。
結局、社長は起訴こそ免れた(多分起訴されてなかった。この辺はうろ覚えです)ものの、仕事関係の信用を失い会社は倒産しました。
社長は取引相手の妻を相手に訴訟を起こします。
そこで初めて取引相手の妻が嘘をついていた事が証明されました。理由は「夫との仲が悪くなったので、優しくして貰いたかった」と。
結局、この事件も性的暴行を行われたか物証の入手を行われなかった点において御殿場事件に相通ずるものを感じます。
正直、御殿場事件の「自称」被害者こそ逮捕されるべきだと思いますがね。
近年の「坊主憎けりゃ袈裟まで」式の容疑者憎し、その弁護士も憎しの風潮では冤罪判決が量産されそうな気がしてなりません。
人の人生よりも自分の出世でしょう、役人って。溜息
結局は裁判官が問題なんですよ。
検察の言いなりのね。