政府高官「自民に及ばぬ」発言、与野党が批判 西松献金事件
政府高官が西松建設の巨額献金事件に絡み「自民党に及ぶことは絶対ない。金額が違う」などと発言したことに6日午前、与野党から問題視する声が相次いだ。民主党の鳩山由紀夫幹事長は都内で記者団に「献金額の多寡の問題ではない。検察側と政府筋との間で出来レースがあると思わざるをえない」と厳しく批判した。
一方、自民党役員連絡会でも出席者から「わかったようなことを言うべきではない」との批判が出た。細田博之幹事長は役員連絡会後の記者会見で「実態はわからない。そう言うことはおかしい」と発言は不適切との認識を表明。笹川尭総務会長は記者会見で「原則として政治は検察に介入しない。検察も政治に介入しない」と述べた。(14:04)
夜7時の国営放送では、「政府筋」と放送。実名を挙げずに報道、相変わらず地検のリーク情報を垂れ流し、自民党情報操作部隊の任務を遂行したw
しかし、本日発売の日刊ゲンダイが、政府高官「自民に及ばぬ」発言者の名前をズバリ、
元警視庁長官の漆間官房副長官だと暴露している。
自民党笹川尭総務会長よ、やっぱり異例の官邸主導国策捜査だったんじゃないかよ!
問題の人物は漆間巌官房副長官だ。きのう(5日)、記者との懇談で民主党の小沢代表の秘書逮捕に言及。東京地検特捜部の捜査が自民党議員に拡大することはないとの見通しを示したのだ。その理由について、漆間は「(小沢の秘書のケースでは)西松建設への請求書があった」ことを挙げた。
請求書の件は新聞が報じているが、それだけを理由に漆間が捜査の見通しを語るのは、軽率だ。請求書の存在は事実なのか。どういう請求書なのか。自民党議員や秘書は請求書を出していないのか。何もわからないうちになぜ、「自民党への波及はない」と言い切れるのか。しかも新聞記者に語り、情報操作をしようとしている。やっぱり国策捜査ではないか。こんな疑惑が浮かんでくる。(3/7付日刊ゲンダイ)
あの悪名高い漆間巌だ。愛知県警の裏金問題を揉み消して警視庁長官にまで上り詰めた男。
http://anarchist.seesaa.net/article/112905471.html
麻生は小沢との選挙で勝つために祭り上げられた男。小沢民主党の醜聞探しに漆間の警察・検察人脈が必要だったのだろう。
今回の事件では、西松建設が小沢に献金を続けた時期に岩手の胆沢ダム工事(約47億7500万円)を請け負うなど、東北の公共工事をコンスタントに受注したことが問題視されている。
ところが、今日の日刊ゲンダイでは森元首相の方があやしいと報道している。
00年末に北陸新幹線のフル規格建設を決めたが、その時の首相は森。赤字化がささやかれていただけに、当時の野中広務幹事長すら「我田引鉄≠セ」と非難したしろもの……。
西松建設が受注した主な北陸新幹線工事は、総額175億6千万円にものぼっている。
だから、森に献金したんだなぁ。
なんで自民党議員に操作は及ばないのか、という世論の疑惑をかわすために地検も動き出した。
二階氏団体など捜査へ 自民議員側も
2009年3月6日 東京新聞
準大手ゼネコン西松建設の巨額献金事件で、東京地検特捜部は、同社OBが代表を務める政治団体がパーティー券を購入していた自民党の二階俊博経済産業相派の政治団体「新しい波」(東京都千代田区)など複数の自民党議員側についても、政治資金規正法違反容疑で捜査する方針を固めた。
自民党側の捜査を本気でやるとは到底思えないがね。
http://www.news.janjan.jp/column/0902/0902026684/1.php
これを読む限り、漆間は官僚の天下りに関して頑迷なる反対論者。
で、てことは民主党が政権をとってしまえばその次におきることは公務員制度改革で、自民党では出来なかった天下りの完全禁止が果たされてしまうわけなので、なんとか民主党をというより、小沢の首をすげかえたい自民、麻生としては切羽詰ったところで大博打に打って出たんでしょうね。
この漆間ってヤツ、警察の公費裏金問題で宮城県の浅野知事の追求に対して「言語道断」と叱責したとんでもない野郎なんですね。
そういえば西松建設は愛知県の会社だもんなあ。
唯一、人員を増員している警察官にメスが入ることは間違いない。
それを恐れてということもあるかもなぁ。
仕掛け人は元警察庁長官のピアニスト
でしたか、
前に漆間氏に対して原田氏は怒っているらしいというような書き込みをしましたが
国会会議録にその理由の一つと思われる答弁がありました「警察内部告発者」について「○漆間政府参考人 私もその本は読んでおります。
当然のことながら、それは原田氏は稲葉と親しい関係にあるわけですから、それは親しい関係にある人物というのはすべての行動を正当化しようとするということがあるということは割り引いて読んでいただきたいとは思います。」162 - 衆 - 内閣委員会 - 5号 平成17年03月30日
検察と警察は一心同体だから、このような犯罪を闇に葬ることができたわけですよね。
もし、これが同様な方法で献金を受けている二階、森等の複数の自民議員に及ばない場合、国策捜査と断ぜざるを得ないだろう。アホーの麻生内閣にそんな力は無いように思われるが、もしそうであれば検察の政治介入となり、これも民主主義を根底から揺るがす決して許されない国民に対する重大な背信行為である。
国民がしっかりとこの点を注視、監視していかなければならない。
なんせ、この国にはまともなジャーナリズムが存在しないのだから。
09.3.7
今回の西松建設の献金を巡る小沢公設第1秘書の逮捕は、麻生自公政権支持率が10%台へ下落して、予算は通したが、すぐ解散・総選挙すれば大敗北必至の状況下で強行された、CIA主導の自民=検察権力の政治的乱用事件だったと、見ている人々が少なからずいる。
裏では、この間「安全保障は第7艦隊だけで十分だ」と言った小沢を狙って、CIAの子分が多い米国留学組の東京地検(「オルタナティブ通信)にCIAがサジェッションして=事実上指図して、やらせた結果だろう。
元々第2次大戦後CIAが創った傀儡政党が自民党だ。今回の事件は、CIAの売国自民党支援作戦だ。それは、経済崩壊へ向かっている米国が、これまで海外のドル箱として貢いできた自民党政権を維持するためだ。
小沢は野党で職務権限がないから、東京地検の逮捕劇はその点では直接容疑にならない。だから実質企業献金の容疑強弁で逮捕を強行した。「政治資金規正法では、献金者が渡した金の出どころの明確化までは要求していないから、強引な法の拡張解釈に当る」との元検事で大学教授の指摘(NHKラヂオ@)もある。だから裁判になれば、検察=自民党は敗訴する可能性がある。それが分っているから、検察は小沢逮捕までは踏み切れないという学者の意見もある。
その上、漆間巌内閣官房副長官(元警察庁長官)が「金額が小さいから自民党には捜査は及ばない」と異例の発言をした。これは、裏での自民による検察への指図・要求があったことを暗示しており、また捜査誘導である。「問わず語り」とはこのことだ。
さらに、自民党の二階経済産業相、麻生首相首席補佐官、森元首相も多額のパーティー券での献金を西松から受けた事実が発覚した。彼らは返却を表明したが、それで済む問題ではない。二階俊博経済産業相の政治団体も捜査対象に上がっているとの報道もある。
しかし小沢自身が旧田中派の金権政治家で、あちこちの大企業から金をもらってきたから、それが慣れっこになって驕り昂ぶって、会社宛に請求書を出したなどと、手続き上慎重さを欠き、命取りになった疑いがある。ところが、この証拠物件になる違法な献金請求書を出す馬鹿はいない、でっち上げ文書だと、小野寺光一氏が「政治経済の真実」メルマガで指摘している。
西松からは自民党議員を中心にあと18人が金を受け取っているとの報道があるから、今回基本的には自民も民主も同罪だが、自民党議員への捜査予定も報じられている、しかし自民党への公然たる捜査が遅れているから、民主党への打撃が大きくクローズアップされていて、総選挙への影響が出る。麻生らは小躍りして喜んでいるだろう。
いずれにせよ、金権政治は自公、民主を共に骨の髄まで腐らせているから、企業・団体献金は議員にも、団体や政党、政党支部にも禁止して廃絶しなければならない。
早急に国会解散・総選挙で売国麻生自公政権を終らせなければならない。
同じ元警察庁長官でも、後藤田正晴は有能だった。
後藤田が、いなかったら、自民党政権はもっと早く終わっていたかも知れない・・・
などと、思います。今さらながら。
田原のオッサンはこの人が喋ると何故か聞き役に回るという人物が二人いて、一人が石原慎太郎もう一人が田中真紀子なんですね。
その田中真紀子、澱みなく流暢に喋り続け時折皮肉を込め田原のオッサンを凝視しながら、親父さんの裁判の例を挙げつつ検察の国策捜査とマスゴミのリーク情報を批判してましたね。
須田慎一郎の冒頭のニュースの背後にある考察も良かったし、検察OBの郷原さんの検察の勇み足という私見も良かった。
ただ、後半の各党の政治家の激論ってやつはどうにもなあ。
共産党の小池、検察や公安といったらオマエさんとこは痛い目にあってきただろうが。
共産党は企業の利益供与の恩恵を預かったことはないから検察にはそれほど縁がないので国策調査だと思わないのかね?
公安調査庁は検察配下でしっかり監視対象だろ、オマエのとこも。
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2009/12/post_e4ac.html