きのう行われた阿佐ヶ谷ロフトのイベント。
不祥事ではない、これは犯罪だ! 知らないではすまされない 警察犯罪の真実『ポチの告白』
昨今多発する日本の警察犯罪事件の数々の実例を基に、良識ある巡査が警察の犯罪機構に巻き込まれながら悪徳に染まり、やがて自滅するまでを描いた社会派エンターテインメント映画『ポチの告白』が、いよいよ1月24日から公開される。公開に先駆け、日本警察の隠された真実をゲストを交え徹底討論する。
【出演】
PANTA(頭脳警察)
宮崎学(作家)
寺澤有(警察問題ジャーナリスト)
高橋玄(映画「ポチの告白」監督)
宮崎親分のトークを紹介しよう。
この間の政治の流れの中で、官邸に権力が集中する傾向がありまして、官邸には各省庁から何人か出向しているわけですけれども。
麻生内閣の内閣官房副長官に漆間巌(うるまいわお)がなった。
警察庁出身としては川島廣守以来32年ぶりとなる内閣官房副長官(事務担当)なんですね。(兄の漆間英治は元中部管区警察局長 1958年入庁)
これにはいろんな意味があるだろうと。
ちょうど、その時に旧防衛庁の守屋事件というのが起こる。
警察というのは(国家権力としての)暴力を独占しておきたいという欲求が強い官庁なんです。ところが物理的な暴力というのは、圧倒的に自衛隊というのが強いわけでありますが、自衛隊の人事を握っていたいという欲求を持っていてですね、そういうところで(国策捜査としての)守屋事件というのが出てくるし、政治がいまのような流れになってくると(麻生内閣の支持率凋落・選挙予想で民主党の圧勝)、西松建設事件のようにいままで眠っていた事件をポコッと起こして、受け取っていたかどうかはわからないですが、小沢民主党党首の名前を出す。
http://alcyone.seesaa.net/article/112723131.html
情報操作というのは官邸の仕事の中心となりますから、そこに警察官僚が座ったと云うことの意味はね非常に微妙な意味合いをもってくるし、もともと漆間という人物は愛知県警の裏金問題の時の愛知県警本部長で会計検査院が入ってきたときに問題化させずにうまく収めたことの功績が認められて警察庁長官になったというそういう略歴のある人ですから、なかなか手強いヤツだという印象を持ちます。そういう人物が32年ぶりに官房副長官の席を手に入れているということですね。
それと、経済的な流れの中で、派遣切りの問題も含めて失業者が多くなってきたら治安が悪くなると。そうなると安心安全な生活はできませんから、もっと警察官を増員しましょうと、というような事はすんなり通るような世の中を迎えてきているんだと。漆間という男はそういうのを巧みにやるだろうと思います。
どちらにしても、小さな政府大きな政府という論争があったわけですけども、官庁で増員に次ぐ増員を繰り返していて、一向に職員が減らないのは警察だけなんですね。しかしながら犯罪の検挙率というのはやっと30%に達するという程度なんですね。残りの70%は逮捕できないということですから、皆、3割がたはパクられる可能性があると思って悪いことはしたほうがいい。(笑) 7割は大丈夫ということなんで、よほどドジな事をしない限りこの国でパクられることはない。それは、いま私がここにいることによって証明されています。(場内大爆笑)
今回、日の目をみて上映されるわけですけど、さぁ何人の警察官が観にくるのだろうね。そこが興味のあるところですね。
漆間巌クンの華麗なる経歴
昭和44年6月 東京大学法学部卒業
7月 警察庁入庁
55年 3月 在ソ連邦日本国大使館 一等書記官
62年 2月 防衛庁陸幕調査部調査第2課調査別室長
平成 元年8月 奈良県警察本部長
8年 8月 愛知県警察本部長
11年 1月 警視庁副総監
12年 1月 大阪府警察本部長
13年 5月 警察庁警備局長
14年 8月 警察庁次長
16年 8月 警察庁長官
19年 8月 警察庁顧問
20年 3月 財団法人交通事故総合分析センター理事長
9月 内閣官房副長官(麻生内閣)
この経歴はもちろん汚い闇に彩られている。
「漆間巌 愛知県警 裏金」でググルと、4870件もヒットするよw
経歴の中で「在ソ連邦日本国大使館 一等書記官」「防衛庁陸幕調査部調査第2課調査別室長」とあるが、警察庁長官のポストは「公安」関係者でなければ就けないのだ。
一説では漆間巌は日本版CIAの創設を画策し、警察利権の拡大を狙っているとも云われている。
西松建設の事件は、麻生が漆間官房副長官に指示させて意図的にやらせている情報操作なんだろう。
ところで、昨年話題となった元厚労省高官連続殺傷事件。
「政治テロ」などとマスゴミは大騒ぎしたわけだが、蓋を開いてみたらただのキチガイによる凶行にすぎなかった。
これも漆間官房副長官による情報操作だよな。
やつは「テロとの闘い」を前面に出し、警察官の増員と警察利権の拡大を意図しているのだろうさ。
総選挙に向かって、漆間がどのように自民党に有利な情報操作をやるのか……油断はならないぞ民主党よ。
漆間巌クンは
裏金証言の道警OBにも嫌われているっぽいですね。講演等で普段穏やかなOB氏が「漆間」の名前は口にするときだけ、違う表情を見せます。裏金や冤罪の構造を今も隠蔽しつづける元全国警察トップに対する怒りを押さえられないのでしょうね。
警察庁は国家公安委員会の「特別の機関」とされていますが、実質的には国家公安委員会事務局であり、事実上国家公安委員会と並ぶ内閣府の外局です。警察庁採用の人間だけで動かすから・・・。
国家公安委員会・地方公安委員会という制度を廃止し、警察庁長官(現在の長官は警察事務次官)を「文民」にして「シビリアンコントロール」を図るべきでしょう。内閣府担当特命大臣(警察担当)でも構いません。
ただ、オウムの被害者河野義行のように、警察に接待攻撃され裏切る者もいる。それだけ、警察にとって公安委員というのは大事な利権の温床なのでしょうね。