中国内戦を描いた戦争大作!
http://requiem-movie.jp/
冒頭から、「プライベート・ライアン」をほうふつさせるリアルな戦闘シーンで血沸き肉踊らされ、残酷な結末にドカーンと爆破される。
それぐらい素晴らしい戦場描写だ。
この映画は韓国の名作「ブラザーフッド」のスタッフが協力していると知り納得した。
劇中、米軍のM26パーシング重戦車が再現されており活躍(?)するのが戦争マニアとしては嬉しい。その一方でM4シャーマンはハリボテ以下の出来でガッカリだったが…。
日本映画がいままで描けなかったほどの映像は、すでに中国映画が1億光年かなたまで我々を抜き去ったことを意味するだろう。
後半は、主人公が男の美学をとことんまで追求する。静かな時の中で。
中華人民共和国が成立するまでには、この映画で描かれているような悲劇が数多くあったに違いない。
今年は中華人民共和国が成立して60年。長い年月を経て、やっと人民解放軍を批判する映画が作られるようになった。記念すべき映画であるとも云える。
それと、邦題のセンスはどうにかならないものか?
原題は「集結號」、ラッパの集合合図(映画では重要な意味となっている)という意味だが、それがどうして「戦場のレクイエム」なのか?
いつ頃からか、洋画の邦題は原題をただカタカナにしてつけるようになりましたね。なんとなく違和感を覚えていたりしたんですが(極めつけはパイレーツオブカリビアン3作目のサブタイトル。ワールド・エンドとat the world endとでは意味が全く違う)、こういう弊害があるんですねー。
手抜きをしてるうちに邦題をつけるセンスが無くなっちゃったんですよ。たぶん。
『俺たちに明日はない』
『明日に向って撃て!』
『おしゃれ泥棒』……etc
テーマ違いのワガママTB許してね。地元はヘンな選挙中・・・
これが小さな革命につながるように!って思ってる。
結果が出るまでは夢を想い描いて、祈って、行動しようと思う(笑)。
じゃあ またね!
昔大陸で見た輸入映画の題名が「綿花倶楽部」・「野雁敢死隊」。そのまんまの訳ですね。
『集結號』は、検閲との関係はどうなっているんでしょうかね。
中国国内で見られるものと、日本で見られるものは、同じなんでしょうか?
人民解放軍への批判は、私の場合、1984年の『黄土地』(邦題『黄色い大地』)ではっきり打ち出されていたのにビックリしましたが、あれも中国国内では見ることができたんですかね?
『大閲兵』、機会があったら観てみたいです。