2006年01月02日

『ロード・オブ・ウォー』 戦争を支配する死の商人は誰なのか?

『いま世界には5億5千丁の武器がある。ざっと12人に1人の計算だ。残る課題は、“1人1丁の世界”』

『武器売買は素早さが命。よって万事、賄賂(ワイロ)が要る』

『キャッシュフローの無いテロリストは要注意。手形や小切手での決済はお断り。ドラッグ、宝石での決済は対価として成立し得るので応相談』

『武器を売っても自らは戦ってはいけない。生き残る秘訣は戦争へ行かないこと』

いわゆる『死の商人』を描いた映画。ニコラス・ケイジが主演なので???な映画かと思ったら大間違い。マイケル・ムーアでなくても、ここまで面白い政治絡みの映画ができる、という良い見本。1800円也

http://www.lordofwarthemovie.com/

しょっぱなのツカミ映像が良い。ロシアで作られた銃弾が箱詰めされて、アフリカに到着。カラシニコフ(マシンガン)に装填され、少年の頭をぶち抜く。分りやすく武器の流れを説明。冷戦終結後のソ連から、320億ドルもの武器が、こうやって闇に消えて行ったのさ。

ニコラス・ケイジの弟役ジャレッド・レトがなかなか良い。ある事で、コカインジャンキーとなるが、ヤク中ぶりがまさにハマリ役。

笑いあり、涙あり、スリルあり、アクションあり、スケベなオネーチャンあり、そして意外なエンディング。この後味の悪さが現実の世界情勢。そして、最後に字幕で本当の戦争を支配する死の商人は誰なのか訴える!

映画は途中から、リベリアの大統領親子とのビジネスが舞台の中心となる。ここリベリアは現在も治安が激ヤバな場所。我が外務省も、「退避」を勧告している。

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=126

とにかく、リベリアのキチガイ大統領親子のキャラはキョーレツだっ!!親爺は、気に入らない部下は、その場で射殺。兵隊は13歳のガキども。お車は黒塗りのシトロエンDSだっ。息子は金メッキのカラシニコフを天才バカボンのおまわりさんのように撃ちまくり、エイズに感染したエロイおネーチャンが長い舌で接待してくれるってぇーの最高よ。見返りは、『ランボー』の銃なんだけどね。そして、買われた武器は、難民キャンプで兵士の『お楽しみ』のために使われる…

そして、当然の事ながら、このキチガイ民主主義国家を支えているのが、武器市場民主主義を守る為に日夜戦い続けるアメリカ合衆国様ってわけだ。

エロイおねぇーちゃんが出て来ない『男たちの大和/YAMATO』なんか観るヒマなんかねぇってことさ。

war-profiteers-small.jpg武器の流れは、国連常任理事国5ヶ国から貧しい紛争国へ流れているってのは、世界の常識。6畳一間 風呂無し共同便所に住むニイチャンが、中古のセルシオで初日の出を見に検問所突破ってことか。

米英露中仏、こいつらが武器輸出国のベスト5だ。俺はそれにプラス、イスラエルを加えるがね。

大量破壊兵器の不拡散なんてのを隠れ蓑に、こいつら武器で潤ってんだぜ。

貧乏国の兵士が、難民キャンプで欲望をカクカク満たしている頃、武器輸出で儲けたやつらは、自家用ジェットリゾートホテルに飛び、スーパーねぇーちゃんとパンパンお楽しみってコト。
posted by 死ぬのはやつらだ at 04:36| Comment(3) | TrackBack(6) | 映画/洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
観ます。
Posted by ワヤクチャ at 2006年01月02日 11:05
観ました。よかった。リアルですなあ。実際あんな感じなんだろう。武器の製造の禁止をやっていきたいですね。
Posted by ワヤクチャ at 2006年01月02日 20:34
面白かったというか怖かったというか良かった。
ラストに国連常任理事国の「役割」について語られた瞬間。リアルさが益しましたね。

糞の役にもならん常任理事国にあれほど執着するのは東芝やソニー日立制の武器を大っぴらに売るためなんじゃないのか?!と。
ドイツも常任理事国入りしそうですしねぇ・・・
Posted by 黒尼 at 2006年01月04日 23:54
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