2009年01月01日
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ガザ地区への爆撃、笑いと苦痛
Excerpt: 1日(現地時間)、イスラエル軍によるガザシティへのミサイル攻撃で負傷したパレスチナ人の少年を男性が胸に抱いてシファ病院の応急室に運んでいる。ガザ地区の医療当局は、昨年12月27日から続いているイスラエ..
Weblog: 薫のハムニダ日記
Tracked: 2009-01-03 15:43
这边中文版
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イスラエルの現政権が、アメリカの政権交代への対処、金融危機への国民の怒りなどの捌け口を求める、などの、自己の政権浮揚のためガザへの強硬姿勢をとっているのは間違いありません。
そして、この事態に一番ほくそ笑んでいるのは、多分独裁者ハマスの連中でしょう。
ここのところ、その強権ぶり、狂信ぶりに嫌気がさしていたパレスチナ民衆の心を、また引き寄せることが、今回のイスラエルの非道によって可能になります。
戦争によって救われるのは、赤木さんのいうような格差社会の底辺の人ではなく、より、権力に近い、各国の頂点に近い人々ではないでしょうか?
古いスローガンですが、「戦争を内乱へ転化させよ」を思い出します。
それも、かつてのように「党派」ではなく「民衆」による内乱が可能ならば、と、いう「初夢」を見てしまいます。
「イスラエル政府とハマースは2008年6月に停戦合意を結びましたが、経済封鎖はほとんど緩和されていませんでした。最近でも11月4日にイスラエル軍は越境攻撃用のトンネルを発見したとしてガザ地区中部に侵攻、また空爆を行い、ハマースの戦闘員を殺害しました。それに対する報復としてハマースはイスラエル南部にロケット攻撃を再開しました。イスラエル政府はさらにガザのすべての検問所を封鎖し、食料・燃料の搬入も禁止しました」(パレスチナ子供のキャンペーンHPより)
でもなぁ、ハマスがロケット弾打ち込む限り無理でしょう。
アラファト政権が汚職まみれでなかったならば、ハマス政権もなかったろうに。
いづれにしても、復讐の応酬は永久に続きそうです。
ハマスが、対イスラエルの闘争で強硬なのはともかく、多分パレスチナ解放組織間内部での路線闘争で、もっとも激しく残虐な<内ゲバ=粛清>路線を採用していると、思われる点が大きな問題。
もう一つは、自爆テロをすすめるにあたって、コーランなど宗教的ドグマを利用していることが、やはり大きな問題です。
それらを考えると、かつてイランの革命防衛隊が行ったような、社会主義者・自由主義者・同性愛者・男女平等論者の虐殺を、ハマスも行うのではないか、それはイスラエルのシオニズムと良く似たことではないか、まるで、連合赤軍における、森・永田の悪行を思い出させるようで、私はハマスには希望より、恐怖を感じます。
ナチズムへの反発(?)がシオニズムの過激化を生み、シオニズムへの反発がイスラム原理主義の過激化を生む、とんでもない悪の連鎖だと思います。
今回の空爆で絶望に追い込まれたガザ住民が自爆攻撃に走らないことを希望します。
シオニストにとって最も恐怖なのは、ガザ地区のイスラエル編入とパレスチナ人のイスラエル市民権取得要求。
ドキュメンタリー「アルナの子どもたち」に登場する青年達にも「もう頭にきた、あいつら絶対許せねえ」という意識が根底にある。
「原理主義の悪」という指摘は正当なのですが、それだけで納得してしまうと事態の本質からそれてしまうように思えます。
私も彼らが自爆攻撃に走らないことを切に願います。
「大企業の役員を撃滅しよう」
というのをコーランの一節に変えたのは他意はない。
ただ、俺が尊敬するハメネイ師のメッセージがカッコ良すぎて変えただけの事ですが。
http://japanese.irib.ir/leader%20gaza.htm
今回の爆撃は決して正当化はされない、イスラエルによる過剰な防衛行動。
ただ、地上戦に突入すれば市街戦なんでハマスにも有利な面がある。イスラエル軍にも死傷者が出るでしょう。
少なくともアメリカとイスラエルに国として媚びを売り、金を与えてきた日本人に大上段切っていえることではないだろうが。
見損なったよ、あなた方を。
ハマスがユダヤ人排外主義に凝り固まったイスラム原理主義集団だという誤ったイメージに毒されているのでは?
PLOもそうだったように、ハマスも戦っている敵はユダヤ人でなく、シオニズムです。
ユダヤ人との共存は欧米に比べ、アラブ人たちのほうが遥かに上手く自然に営んできました。
台無しにしたのは、アシュケナージと呼ばれるヨーロッパ系流入ユダヤ人(シオニスト)やイギリス、アメリカの帝国主義国家どもです。
ハマスは確かにエジプトのイスラム同胞団の流れを組む原理主義集団ですが、イスラエルに爆殺されたハマス指導者のヤシン師は常々ユダヤ人は敵じゃない、敵はシオニストだと言っていました。
もうひとつ、そもそもハマスは故アラファトPLOのカリスマ性に中てつける意味もあって、イスラエルはこの集団の活動をPLO支持の多いパレスチナを分断したい思惑から半ば放置、いやある意味支持してきました。
アルアクサ・インテファーダ蜂起の主流を成したのはハマスで、PLOはそれ以前から幹部の腐敗が民衆の間で不満となってくすぶっていてアラファトのカリスマ性がそれを遮っていたがアラファト亡き後、PLOは実質分裂しファタハ、パレスチナ自治政府議長アッバス
は完全にイスラエル寄りのリモートコントローラーに成り下がりました。
民主的手続きを勝ち取って政党としてハマスは本来ならイスラエルと交渉する権利を有するのに、負けたファタハと交渉するとしてハマスを認めないイスラエルこそがおかしいのではありませんか?
ハマスは交渉条件をイスラエルに叩きつけていますが、パレスチナ人として当然の要求をしているだけです。
呑めないものではないのに、イスラエルは無視し続けガザを封鎖し、兵糧攻めにし多くのパレスチナ人を殺しているし、相変わらず土地の強制接収や壁の建設でパレスチナ人たちを虐待し続けている。
何もしなくても、ジワジワと土地を奪われ抵抗すれば殺され、西岸と壁をはさんで陸の孤島化に追いやられやがてゲットー化される。
それでもロケット弾攻撃をする側にも問題があるといわれるんでしょうか?
私には理解できません。
【拉致問題も同じです。日本政府の対北朝鮮経済封鎖強化継続を支持しているのは、ハマスを支持するパレスチナ人と変わらないのではないでしょうか?】
やつらださん。
あなたいつから創価学会信者になったんだい? ベトナム戦争時の「どっちもどっち」論でことをかたづけようとするのかい? それで他の左翼との“差別化”を測ろうというのは了見が狭すぎゃしませんか?
ブル新が書くようなことを書いてお茶を濁してどこが過激ブログなんだよ。
俺がゆうべ書きたかったことは、「首吊りの足を引っ張って楽しいか」ということだ。今、ガザの出来事をどれだけのマスコミが報じてるというんだ。ほとんど無視か、通り一遍の記事でしかないのではないか。
ハマスのロケット弾攻撃? そんなものは誰だって眉をひそめている。パレスチナ・ナビが、世に倦む日日が、益岡賢のページが、イラクレジスタンスニュースが、ハマスの反撃を手放しで認めてガザの惨劇を配信していると思うのか。
そこで、貧詰まり氏のコメントに、もう一度立ち返ってみよ。
【イスラエルは無視し続けガザを封鎖し、兵糧攻めにし多くのパレスチナ人を殺しているし、相変わらず土地の強制接収や壁の建設でパレスチナ人たちを虐待し続けている。
何もしなくても、ジワジワと土地を奪われ抵抗すれば殺され、西岸と壁をはさんで陸の孤島化に追いやられやがてゲットー化される。
それでもロケット弾攻撃をする側にも問題があるといわれるんでしょうか?】
やつらださんよ。
過激ブログを標榜するならよ、マスゴミの評論家みたいなこといってないでよ、
・イスラエルをぎゃふんといわせる論を張って読者を焚きつけ、
・虐げられしパレスチナの歴史を誰にでも分かるように解説し、
・それをマスコミがなぜ伝えないかを懇切丁寧に解き明かし、
・それができた時、ハマスのショボイ反撃に一家言呈してよ。
それと……
【今回のイスラエル軍の空爆もハマスのロケット攻撃で民間人が殺害されたことが彼らの理由となっている。】
イスラエルのガザ侵攻はずっと前から計画されたことで、ハマスのロケット弾攻撃がなくても、なんらかの口実を設けてやったに違いないというのがプロの見方だ。
こんなのは侵略の常道だよ。
大きな意味でイスラエル側と、パレスチナの側を比較すればイスラエルの側が悪いことに間違いはありません。
ただ、だからと言ってイスラエルの悪を理由に宗教原理で、ハマスがパレスチナの恐怖支配を狙うのであれば、それは、また中核、カクマル、解放などの内ゲバ、連合赤軍の粛清が招いたような、大きな意味での味方(この場合はパレスチナ)の敗北を招くだけのことです。
パレスチナの第3勢力、PFLPその他のグループが言うように、ファタハとハマスがまず殺し合いによる権力闘争をやめなければ、パレスチナは、そこにつけこむイスラエルか、さもなくばイラン・シリアの属国になるしかないでしょう。
実際、そうなりつつありますし。
イスラム原理主義は、その主流が多くはエジプトに端を発していますが、アラブ民族主義の敗北が起因となり、サダトのキャンプ・デービット合意以降、激しいテロ活動に傾斜していきます。
行き過ぎは、日本人にも犠牲者が出た観光地襲撃事件(名前がでてきません、すみません)で頂点をむかえ、ここから路線の対立が生まれます。
あまりの過激行動にエジプト大衆から不支持の声が上がり、追い込まれた彼らは過激さを求めるグループは当局の弾圧を逃れるために他地域に活動の場を移していき、残った現実路線グループはテロの総括と大衆支持を得るために合法的な政党に移行していきます。
それがイスラム同砲団であり、今ではエジプト議会では有力な勢力となっています。
もちろん過激なテロ活動はせず、ムバラク独裁政権で生まれた貧困や不満を福祉に活かして吸い上げ、大衆の支持を広げているのです。
ハマスも同じ路線をとっています。
他宗派と相性が悪いと思っておられる人も多いようですが、ならばレバノンのヒズボラを支持している宗派にキリスト教マロン派がいることはどうですか?
欧米が忌み嫌うイスラム原理主義を十把ひとからげで見ないようにすべきです。
問題がない主義や思想はありません。シオニズムも最初は已むに已まれぬユダヤ人差別が帰還運動に発展した純粋な人道主義に根ざしていたものが、グロテスクなユダヤ選民主義ドグマに変貌していったわけです。
原理主義グループの現実転換路線は目くらましだという見方もありますが、であろうとパレスチナ、レバノン大衆が選んだのですから我々がとやかく言う資格があるのでしょうか。
しかも選挙の洗礼を受けているのにですよ。
同性愛者と、社会主義者を問答無用で殺すような、ハマス=シーア派原理主義者にマルクス主義者である私が、同意するわけには参りません。
キリスト教マロン派って、レバノン内戦の時にパレスチナ難民の大虐殺をやった右翼民兵組織の中心宗派ですよね。ヒズボラとか、アマルとか、ハマスとか彼らは、確かに対イスラエルで強い戦闘力を発揮しますが、その分、パレスチナ難民の中の左派を殺すことにも、抵抗がないですよね。
要するに、同じ宗派の左派を殺すためなら別宗派の右翼とも提携するわけですね。
私は、そんなのいやです。
私も世俗主義を掲げ、パレスチナ、アラブの開放を訴え頑強に戦ったPLOの歴史を少しは知っていますし、希望を託してもいました。
今でもまだ持ってはいます。
しかし、今は闘争の時期です。
私や貴方が主義主張に各セクト、宗派の選り好みをしたところでパレスチナ人の権利は誰も守ってくれません。
マルクス主義者なら、シオニズムが社会主義者から生み出された事実をどう総括しますか?
開放とは裏腹に、他者を排除する思想。
貴方が唾棄するイスラム格宗派と同じことをマルクスの流れを汲むものが行っている現実。
それには触れずに、いきなりナチスを引き出して困窮するパレスチナ人を、1930年代ユダヤ人狩りに狂奔するドイツ人と同等に扱うとは。
パレスチナ問題は、大英帝国が行った嘘の約束でユダヤ教徒が侵略したことによって始まったこと。
心情的にはハマスの気持ちも分からないでもない。
でも、結局は彼らのロケット攻撃が現在の状況を作っていることは事実です。
イスラエルに攻撃の口実を与えている。
これは米帝によるイラク侵攻とはわけが違う。
冷静に考えましょうよ。
左翼側の反応は、死刑賛成論者の「被害者のことを考えろ」という論理とも似ている気がする。
俺としては、いろいろ問題もあろうが、ファタハを支援しイスラエルとの交渉を行える状態に持っていくことが先決だと思う。
世界一の軍事力を持つ米帝に支えられているイスラエルと対峙するには、それがbetterだと考えます。