竜袖にかくれて皎々不義を重ねて止まぬ重臣、元老、軍閥等の為に如何に多くの国民が泣いているか。
天皇陛下 この惨憺たる国家の現状を御覧下さい、陛下が私共の義挙を国賊反徒の業と御考え遊ばれていられるらしいウワサを刑務所の中で耳にして私共は血涙をしぼりました、真に血涙をしぼったのです(中略)
だが私も他の同士も、何時迄もメソメソと泣いてばかりはいませんぞ。泣いて泣き寝入りは致しません、怒って憤然と立ちます。
今の私は怒髪天をつくの怒りにもえています。私は今は、陛下を御叱り申し上げるところに迄、精神が高まりました。だから、毎日朝から晩迄、陛下を御叱り申しております。
天皇陛下、何と云う御失政でありますか。何と云うザマです。皇祖皇宗に御あやまりなされませ。
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磯部は2・26事件の指導的な役割をはたした男で、1937年8月19日に処刑された。
無念であったろう。慕っておった昭和天皇の命により、「国賊」として処刑されたのだから。
非公開の軍法会議で、弁護人もつかない法廷闘争中、陸軍上層部の無定見、無節操ともいうべき態度を見た。特に、後に「マレーの虎」と称された山下泰文少将などは、当初決起した彼らに同情的であったのに、暗に自決を勧めるほどの裏切り者であった。
しかし、なによりもがっかりしたのは、昭和天皇の態度であった。天皇の意に添っての決起行動であると信じているにもかかわらず、天皇は天意の将校の一団を無視してはばからない。無視どころか、刑死にまで追い込んでいるのだから。
「陛下、吾々同士程、国を思い陛下の事を思う者は日本国中どこをさがしても決しておりません。その忠義者をなぜいじめるのでありますか」(8月11日)
陸軍士官学校時代から「おれは革命を一生の仕事にする。革命とは暗殺を以て始まり、暗殺を以て終わる人事異動だ」と豪語していたそうだ。
カタールの衛星テレビアルジャズィーラは15日夕(日本時間午後夜)、
「サラヤ・アルムジャヒディーン(聖戦士の部隊)」を名乗るイスラム武装集団に拘束されていた邦人3人が解放されたと報じた。
拘束されていたのは非政府組織(NGO)代表の今井紀明さん(18)=札幌市西区宮の沢2条2ノ3ノ24、
フォトジャーナリストの郡山総一郎さん(32)=東京都杉並区高円寺南5ノ37ノ19―101、
ボランティアの高遠菜穂子さん(34)=北海道千歳市上長都1058=の3人とみられる。
3人はイラク・イスラム聖職者協会の保護の下にあり、健康状態は良好と言う。
解放場所は首都バグダッド。