2008年07月25日

【佐藤優】 新聞社の基本は「権力監視」ではなく「金儲け」

「新聞労連」中央集会のつづきだ。
http://anarchist.seesaa.net/article/103268583.html

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あいかわらずの巨体。
佐藤優だぁ。

ヒグマが吼えたぞぉ。




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新聞の主要任務が「権力監視」だという認識だと、問題が見えてこないのだと思います。
「権力監視の要素もあるのだ」というなら話はわかるんです。
まず第一に、徳島新聞と共同通信以外は株式会社であるという経営形態からはっきりしている。徳島新聞、共同通信は社団法人ですからね。
金儲けが目的だと思うんです。新聞社の基本というのは。
営利企業です。一昔前の「赤旗」が言っていたようにブルジョワ新聞であります。
ですから、金儲けというのを抜きにした議論というのは、すべて机上の空論だと思うんです。
2番目、それだから悪いということではないと思うんですね。このビジネスというのは読者がつかないとできない。広告主がつかないとできないわけです。
その観点で言いますと、読者を国民と限りなく擬制して国民の知る権利に奉仕する。
この国民の知る権利というところだけを考えて営利を追求する、というのが新聞記者の職業的な本来の良心だと思うのです。

そこで2番目です。権力監視で非常に成功した例。ある権力者を徹底的に叩き落した例というのがいくつかあると思います。
田中角栄さんもそうだったと思います。ただし、この場合は「闇将軍」という言葉で影響力が残りましたよね。
あと最近の例では、私自身が直面した、鈴木宗男さんの例があると思います。
あのときは皆さんが、権力監視をして、大変に成功された事例なんですね。

じゃあ、それがどう行われたかをお話しましょう。
私の家でゴミを捨てに行くと、ゴミが無くなっちゃうんですよ。メディアの人たちが持っていっちゃうんですね。これはたぶん窃盗だと思います。私は所有権を放棄していますが、このゴミは東京都に所有権が移っていると思います。
それから、逮捕される最後の1週間になりますと、家のポストから郵便物が抜き出され、開封されて下に落ちています。これは、憲法、刑法、双方に違反していますね。
こんなこと、極アタリマエの話ですよ。国民の知る権利に奉仕しているわけですから。記者の良心からすれば、それが正しいのですから。
しかも、私が逮捕される前に、ある大新聞の社会部の記者が来て、
「テルアビブの学会でアンタ、不正支出しただろう。それで全部ネタが上がっているんだぞ」という話をするんで、「私は担当していなかった」というと、こういう捨て台詞が返ってきましたね。
「私に話さない方がいいですよ」、ウチの新聞に話さないのだったらいいんですと。「検察に捕まったら、黙秘は通用しないですからね。検察に捕まったら、あなたは正直に話されたらよいと思いますよ。あなたのためです。黙秘は公判で不利です」
こういうこと言うのですよ。非常に進歩的だと言われている、お魚売っている近くの新聞社です。
その次。これもリッパなキャスターが出ていて、「今日の一言」などという番組の会社ですね。
この会社の6時の番組で、私がロシアのスパイだと報道した。一度も私のところに取材に来ていません。
それから、私の別れた家内。体調が非常に悪いんですね。
大学の後輩だと偽った電話をして、取材をした。
いや、国民の知る権利だから、これぐらいのことヤルでしょう。

逆にですよ、あるローカル紙。鈴木宗男さんと非常に関係が深いトコロです。
最初の頃は、社会部と政治部との撃ち合いだったんです。社会部の連中が追いかけるのに対して、政治部の連中が鈴木さんを守ると。ある段階から、政治部の連中が鈴木さんを撃ち始めた。これはホントウにエゲツナカッタ。オフレコでもなんでも、鈴木が機密を漏洩していると。そりゃそうでしょうアンタの新聞社が漏洩しているのだから。それを全部ばらして、「こんなものは絶対に許されない」という論陣を張る。
そりゃそうですよね。石を投げないと自分が撃たれますから。記者が生き残る為には当然です。オフレコもなにもないです。
それどころか、私の話がたくさん出ているんですよ。取材一度も来ていません。
しかもそれで本まで出したヤツがいます。売れてないですがね全然。
国民の知る権利だから、構わないんです。
(中略)
官僚の職業的良心というのは何か、「出世」なんです。
その意味におきまして、いろんな記者と20年つきあって、
「佐藤さん、私はペン1本でいきたいと思っているんです。だから出世したいと思わないんです」
そういう話を何百回と聞きました。
しかし、私の知っている中で、部長職を頼まれて、断った人は1人もいません。
おそらく労働組合も、一部の労組を除いては、組合活動家で統率能力を示したというのは、その後の出世の登竜門です。
ですから、みなさんも「官僚」としての「出世」の入場券を買っておられる。非常に御目出度いことだと思っているわけです。

まっ、そういうところから、新聞記者の現実の実態はどうなのかというところからスタートしなければいけないと思うので、「権力監視」ということが実態から離れているんじゃないかと。そういう実態からかけ離れたところからスタートしても意味がないと思うのですね。
ですから、毛沢東が言ったように、
「調査なくして、発言なし」と。
いまのメディアの実態はどうなっているのか。営利企業だと。
営利企業が生き残るためには何をやっているのか。
その中で、権力監視を生かすためには、どういう連立方程式が立てられるのか、ということなのだろうと私は思います。以上です。


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新聞労連の研修会で、佐藤氏ならではの毒舌が披露されたってわけだ。

そう、あらためて言うまでもなく、営利企業なのだから、大衆に迎合し、権力に擦り寄るのが新聞なんだよ。

朝日が反日なんぞ、ネトウヨにしか見えない蜃気楼にすぎない。


だいたい、30歳で年収1000万円の新聞の労組が、いまだに賃金闘争が主なんてぇのはオカシクないかい?

日本でトップクラスの給料なのに、
「まだ足りない。もっとヨコセ」ってのはエゲツナイなぁ。

そんな金の亡者が、「ワーキングプア」などという記事書いても、まったく説得力ないねぇ。
「カワイソウな派遣の人たち。俺は新聞記者で良かった」ってのがホンネだべなぁ。

新聞記者って、もともとは「ブンヤ」と呼ばれて、蔑まれていたハズ。貧乏人や虐げられた者の目線だから書ける記事ってのは、多いと思うよ。

朝日・讀賣・日経が手を組んで、体制翼賛新聞の出来上がりでござーいw
posted by 死ぬのはやつらだ at 10:53| Comment(15) | TrackBack(1) | マスゴミ/メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私が若い頃は、証券マンは「株屋か」、銀行員は「人の儲けた金、ころがしてるだけやん」って蔑みはあったように思います。
中卒でも、町工場で職人の技術を磨いてる男たちが偉いって感覚は持ってたんですね。
見返りとしての報酬は前者のほうが圧倒的に大きいんですけど、人としての価値はそんなもんじゃない、という意識は無くなったんですかね。
Posted by はまちゃん at 2008年07月25日 11:29
新聞記者の給料がなぜ良いのか。
昔、私が記者さんから聞いたのは、買収等をされないため、という話しでした。
でも、給料以上のものを提示されたときはどうなるんだろう? 安月給よりも高給の方が少しはその危険性も低くなるだろうけれど、などとその時思ったものです。
で、現状は買収並みかそれ以上にひどいかもしれませんね。
Posted by とむ丸 at 2008年07月26日 00:26
そもそも、
新聞屋が週刊誌を見下す構図がオカシイ。
彼らはヤッパリ、前衛でいたいのですなぁ。
Posted by 死ぬのはやつらだ@はまちゃん 殿 at 2008年07月26日 07:57
>買収等をされないため

これは、昔から言われていることですが、人の欲望は果てしないので、そんなの「机上の空論」ですよね。

せめて日刊ゲンダイの給与と同等のレベルに下がれば、ツマラナイ新聞も劇的にオモシロクなるかもしれませんW
Posted by 死ぬのはやつらだ@とむ丸 殿 at 2008年07月26日 08:00
今の新聞なんて、広告の間にちょこっと記事が載っているだけだと私の祖父母は言います。何がヨリモやアスパラクラブじゃねん!?
私の新聞観ですが、毎日はアキバのようだし、朝日は高学歴キャリア女性向けの匂いがする広告代理店です。
産経読売は昔から論外。でもいろんな意味で中身は笑える。
私の地元紙は県のやること全面賛成。
赤旗の日曜版はまじめな日刊ゲンダイ。
東京(中日)は書くべきところはしっかり書いたりしている・・・かなっ?
今回の記事を読んでいるとネトウヨや日本の保守層に狙われる理由、そのほか諸々ちょっとわかった気がしました。
また、新聞記者の不祥事が近年問題になりましたが、新聞社内の記者を育てる能力自体も低下しているんじゃないかと思います。以前若手の新聞記者や広告代理店さんとお話しする機会があったのですが、佐藤さんが講演で話しているようにちょっと横柄なところもあったし・・・。
私が話し下手なのかもしれなかったけど、ここの業界の若手はみんなそうでしょうね!?もちろん中にはがんばっている人もいるけど。
>体制翼賛新聞
これぞ「大連立」(糞)。
言葉がでません。
Posted by 死神 at 2008年07月26日 12:12
>ちょっと横柄なところもあったし・・・。

新聞や出版社が採用する大学は、東大であり、早稲田であるわけです。

つまりは、エリート。選ばれた民であるわけです。

しかも、昔と違って、貧乏人あがりはいません。

みな、生まれたときから裕福な家庭環境で育てられるわけです。

そこから生み出されるものは、妬みや嫉妬心であり、それがマスゴミと称される理由ともなっているでしょう。
Posted by 死ぬのはやつらだ@死神 殿 at 2008年07月26日 16:52
ちょっと引っ越ししたら、その日のうちに次々に人相の悪い汚ッサンが定期購読の勧誘に来て超怖かったわん。ベルが鳴ってドアを開けるたびに、ある意味、逆エリートの人ばっかりいるんで、も〜〜〜〜嫌になっちゃいました。
Posted by loveminus0 at 2008年07月26日 19:22
新聞って、エリートが書いて、ヤクザが売るっての定説ですね。
Posted by 死ぬのはやつらだ@loveminus0 殿 at 2008年07月26日 23:44
おうっす、全くスレのとおりだっちゃ。
それどころか、今の新聞は、ネットを駆使して、人の言論をさも自分が考えたようにして紙面に出し、しかもそれは味付けされていて、ミスリードを行うという、きわめて高等かつ低劣卑劣な事をしている。

それにさ、医者が足りないってのもウソだろ?!
大都市では過当競争で軒並み診療時間延長していると言う事実がある。
要するに、めんどい小児科や婦人科はやだねー、と、仕事ボイコットしてる、デモ行動してるのさ。

そんな高給取りがデモを行って、派遣・非正規がデモをしない。
なんてバカげてるか、本末転倒してるか、俺たち非正規がそれを一番考えて、やることやるべきじゃないかよ?
デモとか、組織的怠業サボタージュとか、Youtubeで大企業揶揄するとか、人殺しより先にやることあるだろうよ?
Posted by まーきゅりー at 2008年07月27日 02:07
>派遣・非正規がデモをしない。

その前に、組織化もしていないのが問題だよね。デモは、その効力に疑問があるけど、組織化のあとにはナンボでもやれる。

まっ、それが一番難しいのだけどさ。
Posted by 死ぬのはやつらだ@まーきゅりー さま at 2008年07月27日 03:45
ごらんになった方も多いと思いますが、東京新聞(Web)のコラムで「結いの心」ってのがありました。
「トヨタの足元(シリーズ)」
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/yui/news/080530.html
地方紙とはいえ、ここまで書いちゃってだいじょぶなのかなぁ?
Posted by ふぉっくす at 2008年07月27日 20:08
 「コストだけでも精いっぱいなのに、皆に思想信条まで押しつけられたくないですから」
自民党支持を下請けに押し付けるトヨタ。


東京新聞は中日新聞グループですね。
中日新聞で書けないことを書かせている一面もあるのかもしれません。 
Posted by 死ぬのはやつらだ@ふぉっくす 殿 at 2008年07月27日 22:45
中日新聞の紙面にもその記事は載ってますよ。

マスコミについて面白いネタをどうも。
参考にさせていただきます。
問題は新聞やテレビを見る人に
マスコミはただの金儲け大好きなだけの
人たちとの理解がないのが問題かなと
思います。マスコミは庶民の味方と
信じてる人も多いですからね。
Posted by とく at 2008年07月29日 00:49
マスコミ報道の真相
外務省官僚の宿泊代1538万円不払い事件|デヴィ夫人オフィシャルブログ「デヴィの独り言 独断と偏見」by Ameba
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10122972981.html
Posted by リストマニア at 2008年08月03日 18:27
“媚中報道”を止めた朝日新聞の気になる最近の報道 2008/09/16(火) 13:02:23 [サーチナ]
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0916&f=column_0916_006.shtml

“媚中報道”を止めたといって朝日の中国報道における事実情報の質量ともに産経に及ばないと見ていますが。
Posted by リストマニア at 2008年09月17日 02:20
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